はぁはぁは暴走です。
文才がほしい・・・・・。
あぁ~~!!
主人公のキャラが掴めぬ。
入学して早一週間。
しかし変わらぬハーレムかな。
そんな中、私は一人静かに生き
「如月さん!次移動だよね?一緒に行こう?」
・・・・・たかったのに。
後ろの席だからか・・・・・・
後ろの席だからなのか・・・・・・
何かと声をかけて接近してくる神恵さん。
あぁ、視線が痛い。
刺さってるぉ。視線が刺さってるぉ。
「え・・・・っと・・・・。」
私が戸惑っていると「行こう!」
と私の手を引いていく神恵さん。
クラスの皆が私の事を羨ましそうな目や嫉妬の目で見てくる。
いやん。怖い。
私の隣では嬉しそうなニコニコ顔の神恵さん。
あぁ、なんでこうなった・・・?
でも、今日は許そう。
何故かって?
今日はなんと!
席替えの日なのだ!!これで、神恵さんとも離れられる。
そう思うと今日の私は結構機嫌が良いのだ。
この一週間・・・・・。
結構面倒くさかった。
神恵さんに近づくなとか。
神恵さんは俺(私)の物だとか。
神恵さんとの間を取り持てとか。
神恵さんの視界に入るなとか・・・・えとせとら。
彼女の方が近づいてきてるんだけどなー。
私は被害者だよー。
一週間でこれって・・・・・
お前ら神恵さんの何に為ったつもりだよ。
って思いながら完全スルーしてきた。
あぁ!もう本当に放課後が待ち遠しい。
★ ★ ★ ★ ★
運のいい事に私は席替えで窓側の一番後ろと言う特等席を手に入れた。
神恵さんは真ん中の列の真ん中と言う流石ともいえる席になった。
私からは彼女が観察しやすくて良いし(する気はあまりないが)
席が別段近くでは無いので一安心だ。
彼女は今まで他の人が声をかけてくる前に私に声かけてきていたので
この席順でそれは無理だろう。
なので、神恵さんが捕まっている間に移動教室など済ませれればOKだ。
よっしゃぁ。と思って内心笑顔で帰宅。
顔は無表情だけど。
さぁ、笑顔で帰ろー。
★ ★ ★ ★ ★
次の日。
★ ★ ★ ★ ★
今日は体力テスト測定がある。
まぁ、どこの高校にでもあるんじゃないか?
私は無駄に運動神経だけは良いのだ。
だけど、それがバレると体育祭なので面倒をみるので適当にしている。
只今、測定中。
まぁ、言わずとも神恵さんがね。
運動神経が良いよ~って事は分かってくれると思うけどね。
あぁいう子はハイスペックなんだよなぁ・・・。
まぁ、無事終わった訳なんだが・・・・・
体育の先生が授業道具を片づけてこいとか抜かしやがりまして。
只今、片付け中。
目が会ったという理由で私が任命。
私が倉庫に片づけていると
「手伝う事ある?」
と神恵さんが来た。
何故ここに?しかも、着替えずに・・・・
表情に出ていたのか神恵さんは
「一人じゃ大変でしょう?」
と微笑んだ。
「ありがと。じゃ、それ持ってきて。」
「ハーイ。」
この後も授業なので私達は急いで片づけた。
そして、更衣室に向かおうとしていたら・・・・・・
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・・・」
え?何?変態でもいるんですか??
「なに?・・・・今の・・・・声?」
と神恵さんが動揺していた。
すると私達の前に狼の様な・・・・・てか、狼男が現れた。
「えぇ・・・・・」
私は頗る嫌そうな顔と声だっただろう。
「はぁはぁはぁはぁ・・・・うヴぁ・・・あぁ・・ヴぉヴぉおおおおおお。」
狂気に充ちた眼で此方を見る。
「な・・・に?・・・あれ・・・・。」
神恵さんは今にも倒そうに顔を真っ白に染めて消え入りそうな声で言う。
「特質の暴走。」
「ノ・・・アの・・・?暴走?」
もう理性は残っていないか・・・・・・
「面倒だな。」
文才が欲しい!!
誰かわけてくれ!!