鬼ごっこ。なな。
お気に入り感謝です!!
誤字・脱字などがありましたら教えて頂けると幸いです。
キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
捕まる。
そう思った矢先に私を救う奇跡の鐘の音。
・・・・・そう。
放課後の終了を知らせるチャイム。
よっしゃぁあああああああああああああああああ!!
逃げ切ったぜこの野郎!!
ざまぁみやがれぇい!!
心の中は全身全霊で喜びを表している。
しかし、顔は無表情のままで私は立ち上がり
パンっパンっとスカートに着いた土を落としてから言った。
「私の勝ちですね。失礼します。」
私は鞄を取りに教室へと戻った。
教室には誰もいなかった。当たり前か。
私は鞄を取り、笑顔で帰ろう!と思っていたら
足に痛みを感じて顔を少し歪めた。
先程転んだときに傷が開いたのであろう。
服もまだジャージだし一度保健室によってから帰ろう。
私は保健室へと向かった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
コンコンっ
「失礼します。」
保健室に入ると誰もいなかった。
ので、私はまず制服に着替えてから、靴下を片方だけはかずに治療することにした。
「・・・・ぅわぁ。」
自分でもこんな声が漏れてしまうくらいには酷かったでっす☆
とりあえず、包帯を替えて傷薬買って帰って家で治療しよう。
包帯を巻き終わり靴下を穿いて保健室を出る。
「あれ?どうしたんだい?」
猛猪先生と出入り口でばったり(?)会った。
今お帰りか。おせーよ。
「包帯を替えさせていただきました。」
「あぁ。大丈夫?ひどいの?」
言葉だけ聞くと生徒の事を思いやって心配する先生だがだまされるな。
奴のかをは爛々と輝いている。
変態め。
「・・・・・はい。」
思わず引いてしまった。
不可抗力、不可抗力。
「あ!そう言えばどうなったの?」
「・・・・・・?」
「鬼ごっこだよ。」
「・・・あぁ・・・・逃げ切りましたけど何か?」
「あぁ、そうなんだ。・・・・・・じゃぁ、気をつけて帰ってね」
猛猪先生は眩しいほどの・・・・って眩しい笑顔で言った。
何なんだ一体・・・・・。滅べ。
校門まで送るよ。と言った猛猪先生に結構です。と断ってから私は帰った。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「勇仁?どうした、入らないのか?」
桜庭は保健室の前でぼーっとしている猛猪に声をかけた。
「うん?うん。入るよ。」
「何してんだ?」
「ん?可愛い生徒を見送ってただけ。」
「はぁ。」
桜庭はどうでもいいというように気の抜けた返事をして保健室に入った。
桜庭と猛猪は中学時代からの幼馴染だった。
なので、桜庭はよく保健室に入り浸っていた。
猛猪はやれやれというように肩をすくめ桜庭に続いた。
「そういえば、逃げられたんだって?」
「ぅん?あぁ、らしいな。」
「らしいなって他人事だね。」
「そうか?」
「そうだよ。・・・・どうするんだ?諦めるのかい?」
「まさか!」
ソファに寝っ転がっていた桜庭は体を起こし笑った。
「必ず手に入れるさ。」
「・・・・クスっ。僕は直人のそういう所好きだよ。」
「そらどうも。」
「楽しそうだね。」
「・・・・・・・まぁな。」
学校が忙しくてなかなか更新できません>、;;
話も進まないっす・・・・・
次回から新章かなぁ?




