対決!!生徒会!に。
「・・・えっと・・・・」
神恵さんは言葉を濁している。
言いたい事があるならはっきり言え。
そんな感情を隠さず見ていると
「・・・・驚かないんだね。」
と小さな声で言った。
「知ってたし。」
私の言葉に神恵さんが顔をバッとあげた。
「あぁ、違う。『気づいてた』が正しいかな。」
その言葉に神恵さんが嬉しそうな顔をする。
「・・・・何故気づいたんだ?」
「先生も気づかれているんでしょう?それと同じです。・・・・あぁ、でも。
私は特質じゃないから違うかも?」
「君特質じゃないのぉ~?」
私の言葉に反応したのは副会長様だった。
私は黙ってうなづく。疲れてきた。GOtobedしたい。
「じゃぁ、なんであーちゃんをやっつけたの?」
「あーちゃん?」
誰それ。美味しいnげふん。
「わんこのあーちゃんだよ。」
あぁ。犬っころか。
「やっつけたわけじゃない。躾をし直しただけです。」
キリっ。
「躾って・・・・・痛かったなぁ・・・・・」
そう言った犬っころを睨む。
ギロリッってね。
お ま え よ り い て え よ 。
そんなアイコンタクト送ってみた。
どうやら無事届いたらしい。
うぬ。満足。
犬っころ小さく怯えている。
「う~ん。でもねぇ?あんまり、特質にノーマルは勝てないんだよ?」
「神恵さんに気をひかれていたので一発殴られてもおかしくはなかったでしょう。
それに、一発目で自我を取り戻していたようですし・・・・・・」
「え?そーなのぉ?」
「え、あぁ、うん。」
「あのまま自我を取り戻していなかったら私は死んでいたでしょう。」
私ははっきり言った。
だって、私みたいな、一般人に特質を倒せるわけがない。
・・・・・・・。
空気が少し重たくなったのが分かった。
でも、私は吾知らぬ。と言った雰囲気を作る。
「・・・・・まぁ。それは置いておいて。
話がある。」
そう言ったのは桜庭先生。
・・・・・・危険。
脳が伝える。
聞くな。
私は本日二度目の嫌な予感がした。
続きます。
叶架ちゃん。君十分普通じゃないよ。
気付けー。