eyes 神恵
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本編2ケタ突入!!うぇ~い!
あぁ、似てるなぁ。
彼女を見たときの第一印象。
でも、すぐに分かった。
全然違う。と・・・・・
だって彼女は私に笑いかけないし、興味も示さない。
話しかけると面倒くさそうに少し顔を歪める。
『迷惑だ。』彼女の目が語る彼女の本音。
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私が教室に入ると皆が私を見る。
その視線が怖かった。
でも、私が席に着こうとしてふと、視線を上げると彼女は嫌そうに顔を顰めていた。
自分の感情を隠そうともせず私に向けてくる彼女。
その目は『嫌だ。』『面倒くさそう』と語っていた。
私が自己紹介をするときも皆私を見る。
異様な目で。
今だ馴れないこの感覚。
私は特質なんていらない。
普通の女の子でいたいのに・・・・・・
そんな目で見ないで・・・・・・・
そんな私の事など心底どうでもよさそうにボ~っとしてる彼女。
『興味ない』態度で分かる。
今までと明らかに異なる反応。
もしかしたら・・・・・・・と淡い期待に包まれる。
彼女は他の人とは違う。
もしかしたら彼女は上辺だけの私じゃなく本当の『私』を見てくれるかも・・・・・
そう思った。
『他人に決して左右されず自らの信ずるものを信じる!これ鉄則!!』
そう言って微笑むあの子を思いだした。
『私が居なくなっても大丈夫。そんな子は必ずいるから、貴方なら見つけられる。』
あの子の言っていた人物を見つけられたかもしれない・・・・・
嬉かった。
休憩時間に彼女と話そうとした時けど他の子たちに囲まれてしまった。
私は皆の話を受け流しつつ外を見ている彼女を観察した。
彼女は一旦此方に視線を向け、心底分からないという表情をした。
うん。・・・・そう思うよね。気持ち悪いよね。
だって、あなた以外皆私に興味を示してるのよ??
不思議に思わないわけがないわよね。
私よりも小柄でまるで顔を隠すように腰のあたりまで伸ばした漆黒の髪が彼女の白い肌を際立たせている。
黒い淵の眼鏡の奥の瞳は紅。
彼女は私が話しかけてもどうでもよさそうに受け流す。
・・・・・寧ろ面倒くさそうに。
目で語る『私にかかわるな。』
でもね・・・・ごめんね?
私は貴方を大いに巻き込むつもりよ。
覚悟してね・・・・?
如月さん。
ん~?
マゾっぽ?