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転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】配慮版  作者: 星野林
プロローグという名の神の間での生活

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第21話 種族とチートの方向性を決めよう!

「さてと、そろそろ転生先の種族とチートについて考えていこうか」


 この空間に来て80日目、桜花さんがそろそろ転生先について考えを出していこうという話になった。


 おさらいとして転生先の種族は人族、エルフ、ドワーフ、竜人、小人族、魔族、獣人、精霊族の8つの種族。


 人族以外は長所と短所がそれぞれ分かれている感じである。


 とりあえず全人なりたい種族について意見を言っていく。


「俺は人族になりたい。バランス型って画面の男は言っていたし、本で調べた限り他の種族とも子供を作りやすいって書いてあったから皆を娶る事を考えると種族差で子供が出来にくいってのは回避したいと思ってな。そう考えるんだったら人族でいきたいと思うんだ」


 俺は人族。


 他の種族にも魅力は感じるが、この中だと人族が一番俺に合っている気がする。


 次に桜花さん。


「阿部君がそうなると……僕は人族とエルフのクォーターにしようかな」


「ハーフではなく?」


「正直僕も人族を選びたかったんだけど、エルフの魔法が得意という特性も捨てがたい。ただ寿命が伸びるってのが気になるけどクォーターならエルフの血は4分の1で済むだろ」


「そうなればほぼエルフのデメリットである筋力が付きにくいっていうのも抑えられるだろうし、寿命に関しても多少長いかもしれないけど人族の寿命ほ範囲に収まるだろうからね」


 色々考えた末の発言だったか……。


 つららちゃんが次に発言する。


「私は竜人になろうと思います。手足の一部が鱗に覆われていたり、尻尾があったり、翼がある者は魔法の力を使わなくても空を飛べたりするらしいので……デメリットもある種族ですけどデメリットはチートの方でも打ち消してしまおうかと」


「なるほど……種族の良いところだけを伸ばすと」


「はい、手先が不器用になるらしいですが、それを補うほどのパワーを獲得できますし、魔力にも高い親和性があるので戦闘面で活躍できたらなと思いまして」


「うん、戦闘要員が居てくれると助かる。冒険者として成り上がるにはどうしてもパワーが必要だからね」


 最後に実里である。


「私はドワーフと獣人のハーフにしようと思う。ドワーフは土系の魔法に強い適性があって、獣人は強化魔法しか使えないって欠点があるけど、ハーフならドワーフの土魔法くらいは使えるようになると思うのよね。正直錬金術をするってなったら魔力水を用意する以外は水系統の魔法は要らないし、このメンバーがいれば他の魔法は補助してくれると思うから前衛兼鍛冶屋兼錬金術師としてやれれば良いやと思って」


「飛行魔法とかできなくなると思うけど、身体強化で素早く移動するか、皆の誰かにおぶって貰って移動するで良いかなって……夏兄、空飛ぶ時おぶってよ」


「ま、まぁ実里がそれで良いなら良いけど……」


 全員言い終えて、種族被りがないことにホッとしたのと、皆想像以上に考えているんだなと思ってしまった。


 俺みたいに長所短所考えるの面倒くさいし、全員抱くんだったら人族で良いか……なんて安直な考えをしていた自分が恥ずかしい。


 それぞれ転生する種族は決めたので、今後は種族特性にあった魔法を伸ばしていくことになる。


 俺は全体的に満遍なく、桜花さんは筋力が劣るため身体強化よりも各種魔法の方に力を入れ、つららちゃんと実里は身体強化と種族特性にあった魔法を重点的に。


 次に考えるべきはチートについてである。


 桜花さんはラノベを読まないのでチートと聞いてゲームの改造の一種みたいな認識をしていたけど、俺が異世界転生におけるチートとは神様から与えられる特別な能力であると前に説明していたので、今は誤解が解けていた。


 画面の男の話が本当であれば、既に何人か異世界に転生している人物が居て、異世界について書かれた本にも転生者が関わって起こった事件だったり、帝国建国にも転生者が関わっている事が判明している。


 そもそも俺達は帝国に転生であると画面の男から言われているが、他の国にも日本人が関わっている国があったりする。


 共通語を日本語にしている島国とかあるらしいからな。


(オーストラリア大陸に見立てた巨大な大陸の中には日本語が共通語の国は無いが)


 そんな転生者達もピンキリらしく、異世界の歴史に名を刻んた者もいれば、転生やチートのアドバンテージを活かすことなく歴史の闇に葬られた者も多くいる。


 画面の男も言っていたが、選ぶチートで今後が大きく変わっていくだろう。


 一番手っ取り早くかつ強力なのはつららちゃんの言うように種族の弱点を消しつつ、長所を伸ばせるチートだろう。


 つららちゃん自身も神様に対してチートの内容を説明する時の文言を決めかねているらしいが、そこは桜花さんがアドバイスを送っている。


 俺は種族特性は特に無いのでお願いするとしたら普通だと覚えることができない魔法の才能だろうか。


 ぱっと思いついたのは空間や時間に対しての魔法の才能……いや、利便性を考えると空間系の魔法を使えるようになれればパーティーの利便性がより強力になるのではないか? 


 実里がアイテムを作って、俺が収納しておく……桜花さんが重い荷物を持てなくても、俺がアイテムボックス係……荷物持ちをできれば色々便利そうだな。


 ただ活用の幅を持たせるためにアイテムボックスをくださいみたいな事は避けて、空間魔法の才能をくださいにした方が良いかも? 


 画面の男が鑑定弱いって明言していたもんなぁ……。


 鑑定が強ければ俺もそれを選んでも良かったかもしれないけど……というか多分代用できる魔法があるんだろうな。


「チート決めました。俺は空間魔法の才能にしたいと思います」


「空間魔法の才能か……うん、悪くないんじゃないか?」


 よし、桜花さんも俺の考えを汲み取ってくれた。


「となると僕は……そうだねぇ……読心術なんてどうだろうか」


 読心術……相手の心を読む能力であるが、たいてい精神を病みそうな能力だと思うが……。


「勿論オンオフできるようにしてもらうつもりだよ。ただ本で常識を詰め込んでも、刻々と変化していくのが世の中、それに転生してから冒険者として活動できるまでにタイムラグもあるから交渉役が1人くらいは必要とは思わない?」


「俺的には桜花さんが交渉役をやってくれるのならありがたいのですが……」


「私も桃奈さんがやってくれたほうが安心感あります!」


「わ、私もそう思います」


 全員同じ意見らしく、桜花さんが交渉役をやってくれるのであれば助かると考えていた。


「私はさっきも言ったけど短所を埋めて、長所を伸ばすチートにしようと思っているけど……実里ちゃんはどう考えてる?」


「うーん、私種族特性がドワーフと獣人だからすっごい毛深くなりそうだから……見た目も変わるような利益のあるチートにしたいけど」


「そんなのあるか?」


「うーん、発想力が乏しい自分が憎い……」


 とりあえず全体的な方向性は決まり、それに沿って魔法を伸ばしていく事を決めるのだった。



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