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転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】配慮版  作者: 星野林
プロローグという名の神の間での生活

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第15話 これなんてエロゲ?

「実里ちゃん! つららちゃん!」


 桜花さんが書庫の扉を勢いよく開くと、中に居た2人は驚いてこっちを見ている。


「ど、どうしたのですか桃奈さん……そんなに大声出して……いつもと雰囲気が違いますよ」


「君達にとって朗報と悲報がある……どっちから聞きたい?」


「「……」」


 実里とつららちゃんは顔を見合わせてから、実里が


「じゃあ良い方からで……」


「良い方は阿部君が射精できるようになりました!」


「「ぶふぅ!?」」


 2人とも吹き出す。


 ド直球に言われたらそりびっくりしますわ。


「ゲホゲホ……ど、どういうこと?」


「それは本人から聞いたほうがいいでしょう。阿部君説明!」


「ちょ! この状態で投げるんですか! ……えっとな」


 俺はこの際ぶっちゃけることにした。


 3人とも女性的な魅力があり過ぎてムラムラする。


 それで性的興奮をしていたんだが、発散する術が無かった。


 そこで汗の魔法を参考にして生理現象である射精を魔法の力で精神体のこの身体でもできるようにしてみた……というのを説明する。


 あと自慰行為をすると精神摩耗度が回復することも伝える。


「以上! あー恥ずかしかった!」


「ね、朗報でしょ」


 桜花さんがそう言うが、つららちゃんはあわわと本で顔を隠したりして、実里は口をパクパクさせている。


 ハッとした実里が再起動して


「じゃあ悲報って何なんですか?」


 桜花さんに質問すると


「阿部君の童貞僕が今さっきもらいました」


「「ブフゥゥゥ!?」」


 再び2人が吹き出し、つららちゃんは椅子から転げ落ち、実里は立ち上がって桜花さんに詰め寄る。


「な、な、な、夏兄とせ、セックスしたってこと!?」


「うん! お腹にタップリ出してもらった!」


「は、はあ!?」


 隠し事無しとは言ったけど、そこまで言うのか桜花さん!? 


「夏兄も桃奈さんとヤッたの!?」


「風呂場でヤりました!」


 俺は顔を真っ赤にして報告する。


 実里とつららちゃんはワナワナ震えだし、実里が


「ねぇ夏兄、私夏兄に告白したよね……私に返事する前に桃奈さんとヤッたの? ねぇ!」


「それは……ごめん! 性欲に負けた!」


 ドスっと腹部に一発目実里の渾身の拳が突き刺さるが、痛みは無いのに精神的に来るものがある。


 いや来ているのは実里の方なのであろうが。


「え! え! 実里ちゃん夏樹さんに告白していたの!? 私知らないんだけど!」


 あ、別の爆弾が爆発した……。


 その言葉を聞いて真っ赤になっていた顔を真っ青にした実里がつららちゃんの方を向くと、今にも泣きそうなつららちゃんがそこに居た。


 あわあわしている実里が必死に言い訳をしようとするが、つららちゃんは実里にビンタをぶちかまし


「私も夏樹さん好きって話したよね! なのに出し抜いていたの! 桃奈さんも酷いよ……」


「つららちゃんも俺のこと好きなの?」


「初恋の人です! ……あ!」


 かぁぁと真っ赤になって俯いてしまった。


 何この修羅場……原因俺だけどどうすれば良いんだ? 








 全員一旦落ち着いて俺への関係性を整理していく。


 まず俺と桜花さん。


 俺から見た桜花さんは頼れる大学生のお姉さん。


 高身長で中性的なイケメン顔をしているけど、俺は綺麗な人と見ている。


 桜花さんから見た俺は自分のことを異性として意識してくれる人で、可愛げのある後輩。


 それが自然と恋愛感情に昇華され、この空間に来たことでタガが外れた感じ。


 セックスした仲とも言える。


 次に俺と実里。


 俺から見た実里は義理の妹で恋愛感情を持ってはいけないと抑制していた。


 ただ反抗期が終わって思春期になってから俺を男性として見ているんじゃないかと思うことはこの空間に来る前から度々あった。


 ただ関係が違くなったのはこの空間に来て2日目の風呂場でのあの告白。


 それ以来俺は実里を妹では無く異性として見てしまっている。


 実里は俺のことを異性として初めから意識していて、俺と接することが多かったから、性癖も年上好きになってしまったらしい。


 男女の関係に進展させたいとも考えていたとのこと。


 最後に俺とつららちゃん。


 俺はつららちゃんのことを好きだった人の妹かつ実里の親友としか見ておらず、この中で一番恋愛感情に関しては意識していなかった。


 まぁ大きい胸に関しては意識してしまうことはあったが……。


 逆につららちゃんは俺が初恋の人であり、姉に負けていた事を考えると今回のことはチャンスが来たとも考えていたらしく、少しずつ距離を詰められればと考えていたら、思ったより桜花さんと実里の行動が早くて後手後手になってしまったと嘆いていた。


 じゃあどうするべきか……。


「夏兄! 私も抱きなさいよ! 異世界行ったら一夫多妻はOKって事は調べが付いているわ! もうこうなったら私もつららも抱くしか選択肢はないわよ!」


「私からもお願いします……一番になれないかもしれないけれど、自分の気持ちを押し殺したまま転生したくはありません!」


 実里もつららちゃんも覚悟決まってるのかよ……俺にとってはこれなんてエロゲ状態であるが……こんなに都合が良い展開になって良いのか? 


「……よし、2人とも明日抱く! どっちから抱かれるかはじゃんけんをして決めてくれ。それと2人の気持ちを考えてやれなくて済まなかった」


 そう言って俺は頭を下げた。


 実里は


「全く本当よ! あれだけ勇気出して告白したのに桃奈さんに美味しいところ取られるんだから!」


 と、もう怒ってはいなさそうで、つららちゃんも


「日和って遅れを取った私も悪かったです」


 逆に頭を下げられた。


 桜花さんはそれを見てニヤニヤしているが、こうなった原因の半分は貴女にあるんだからなという思いと、最初からこうなることを予測していた可能性が高かった。


 何処からこの落とし所に持ち込むか考えていたか分からないが、俺が最初に手を出したのが実里やつららちゃんだったらもっと拗れていた可能性が高かった。


 そう考えるとまだマシな結果に落ち着いたのか? 


「「最初はグーじゃんけんポン! あいこでしょ! あいこでしょ!」」


 実里とつららちゃんがじゃんけんを始め、勝ったのは実里であった。


「よっしゃぁ!」


「負けちゃいました……」


「夏兄! 明日桃奈さんとヤッた回数よりもやるから覚悟しておいてよね!」


「わ、私も負けません!」


 ごめん、やっぱりもう一回言うわ……これなんてエロゲ?

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