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転生の間にも三年【異世界で成り上がる予定なので美少女達と事前準備(意味深)しまくります】配慮版  作者: 星野林
ケッセルリンク男爵領開発記録

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第139話 魔物の領域解放作戦 中の中

『うっま! うっま! 何年ぶりに味がするって感覚……滅茶苦茶美味しい……』


 ゴーレムなのに泣きながらジャムパイを味わいながら食べるホムラに良かったな〜と声をかけてやることしかできないが、とりあえず食事は問題なさそうである。


「味覚は私がベースになっているから、私の好みと似ちゃうところがあるけど、それは勘弁してね」


『むむんたい(問題ない)!』


 口にパイを詰め込みながら返答する。


 これアキが好きな豚骨ラーメンとか食べ過ぎたらどうなるんだろうか……。


 そのうち試そう。


 俺達も軽くサンドイッチを食べながら、とりあえずこの領域のボスの討伐という目標は達成したし、アキがホムラの体を作っている間にここら一帯に居たイフリート達の魔石は全て回収したので、あとは雑魚狩りをしていくのみである。


 まぁ俺達が全力で頑張らなくても、デーニッツさん達や頼れる仲間達、お抱え魔法使いの皆さんも居るので間引きも急ぐ必要は無いだろう。


「それよりもアキの事だから……絶対ホムラの肉体を構築しているゴーレム凄い機能とかあるんじゃないか?」


「ふっふっふ……よく聞いてくれたね! ナツ! ちゃんとビックリドッキリ仕様になっているよ!」


 そんな仕様にするなよとツッコミを入れるが、例えばどんな事ができるのかとホムラがアキに聞くと


「手のひらをみてみて」


『ん?』


 俺も後ろからホムラの両手の手のひらを覗いてみると、見覚えのある真っ赤な宝石が埋め込まれていた。


「アキやりやがったな……地底神の眼球じゃねぇか」


『え? これ眼球なの!?』


「あ、眼球としての機能は無いよ。というかホムラは眼という機能が魔力的な物になっているから、感情表現を現すための目はあるけれど、全身で視覚を感じ取れるはずだよ」


 つまりどういうことかというと、ホムラは意識すれば死角が無い。


 全周囲モニターを頭に直結している感覚らしい。


 意識してなかったら人としての視覚で済むらしいが……。


 手のひらの宝石に話は戻るが、試しに手を伸ばして、体の中心から魔力を引っ張ってくる感覚で放出してみると、地底神が放っていたビームを正面に射出した。


 掠った木々や岩が溶解している。


「地底神のビーム再現してみました! 魔法は精神に依存するからゴーレムだと変形したりはできるけど、あくまでシステムチックに動いているだけだから……魔力を放出することはできるかもしれないけど、魔法の切り替えがゴーレムだとできないと思うから……」


 アキはホムラをプロトタイプにして魔法が使えるゴーレム……キャスターゴーレムというのを作りたいらしい。


 勿論素材はもっと安価なので構築させるらしいが、緊急時に魔法障壁を貼れるのと、光線を発射して攻撃できれば殲滅力が増すと息巻いていた。


 アキ……お前は何と戦うつもりだよ……。


 戦争でもするつもりなのか? 


「ワイバーンの魔石を3つにイフリータとしての魔石も連結しているから地底神並みの魔法が出せるようになっているけど、それを肉体強化や魔法障壁、勉強すれば他にも色々な魔法が使えるようになるとおもうよ!」


 アキ曰く魔力量はこれ以上増えないが、魔法は特訓すれば色々使えるようになるらしい。


 俺達よりは魔力量は劣るものの、普通の魔法使いよりは多い魔力量である。


「とりあえずもっと出力抑えて、頭だけ狙うとかできるか?」


『やってみるよ』


 食事も終わったので、魔物狩りをホムラと一緒にするのだった。









『はえ~空間魔法……そんな便利な魔法が使えるんだ……ナツって』


 俺達が魔物を狩ると、亡骸をどんどん異空間に仕舞っていく。


 やはりというか……出力を抑えても雑魚魔物はホムラの光線が当たった瞬間に絶命していき、頭が消し飛んだ魔物の亡骸がゴロゴロしていた。


「これが収入に繋がるからな……異空間内にあれば鮮度も落ちないし」


『へぇ……ところでナツ』


 ホムラに呼ばれて俺が近づくと、小声で


『メアリー、シュネ、アキの誰が本命なの? 付き合っていたりするの?』


 そう聞かれた。


「全員嫁にする予定だぞ」


『ええ! ハーレム!? ナツ達日本人なんだよね?』


「そうだが、色々あるんだよ」


『はぇ……この世界って重婚OKなんだ……』


「特権階級か金持ちだけだけどな。だから俺達は貴族になったんだけど」


『はぇ……もしかしてザッキー(ライラック)も囲われている感じ?』


「いや? 同じ日本人の転生者だし、知識色々持っているから家臣として囲ったけど、嫁とかはまだだな」


『ふーん……なるほどねぇ』


 ニヤニヤしながらホムラは離れていくが、感情豊かすぎるな……。


 まぁ喋れる人が出来て嬉しいのだろうし、新しい肉体と力を得てテンションが高止まりしているっぽい。


 全体的にホムラが魔物倒して、俺達がサポートするのを続けること約4時間。


 進んでいるとミスリル銀の鉱山近くに来てしまった。


「……なぁアキ……もしかしてホムラ使えばミスリル銀できたりしないか? 地底神のビームとほぼ同じなんだろ?」


「……理論上イケるはず!」


 というわけで残りの時間は密漁ならぬ密採掘である。


 山を少し掘ってホムラにビームを最大出力で照射してもらうと……


「「「「おお!? キター!」」」」


 ちゃんとビームが当たった場所がミスリル銀へと変わっている。


 そのままアキが土魔法で山の土をレンガ状に固めて掘り出し、ホムラがどんどんビームを射出していく。


 するとインゴット状のミスリル銀が積み上がっていく。


「回収回収!」


 俺がどんどん異空間に収納していき、ホムラの魔力が切れかけるまでやったら、10トン近くのミスリル銀を回収することができた。


『何かよくわからずアルミ? 銀? ぽいの作らされたんすけど……これってなんなん?』


「ミスリル銀っていう希少金属……1キロでどれぐらいの値段するかは知らないけど、普通の銀よりは高いのは確か」


『へぇ……なんか普通に量産できちゃいましたけど?』


「俺も前に地底神って魔物が作っていたのは知っていたけど……いやぁホムラ様々だわ」


『そう? えへへ』


 チョロいな……。


 とりあえずミスリル銀を回収し終えてから、俺達はホムラを連れて、拠点へと戻るのであった。



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