?章 ※の呟きその3
『経験値が一定に達しました。個体※※※※※※LV1→LV2にレベルアップしました』
『経験値が一定に達しました。個体※※※※※※LV2→LV3にレベルアップしました』
『経験値が一定に達しました。個体※※※※※※LV3→LV4にレベルアップしました』
『個体※※※※※※LV4に世界の理の一部を刻み込みます」
『個体※※※※※※LV4を対象としたスキルの効果が無効化されました』
『経験値が一定に達しました。個体※※※※※※――』
いやぁ、成長著しいねぇ。これはもう才能だね。
正直想定の遥か上をいかれちゃってるよ、ちょっと焦ってるかも。
えっ? 「そうは見えない」って?
そりゃそうだよ、流石の私もそれくらい隠せるさ。
えっ? 「実は楽しんでるだろ」だって?
うーん、まぁそうとも言うかな。でもちょっとだけだよ、本当にちょっとだ・け。
えっ? 「そう言って本当に〝ちょっと〟だった試しが無い」って?
うん、まぁそうだね。確かに無いかもしれないね。うん、考えてみると多分無い。
正直言うと、今回も実は結構楽しんでる。
いや待って、そんな目で見ないで。聞いて。私の話をちゃんと聞いて。
だって仕方ないでしょ? こんな面白い子があったから来たんだよ? これを楽しまなかったら、逆に失礼でしょ?
えっ? 「暴論キモい。禿げマジ死ね」だって?
本当に酷いなあ。何回も言っているけど、私別に禿げてないからね? て言うか、これも何回も言ってるけどわたし一応君の上司よ? ちゃんと敬って?
えっ? 「敬われるような事してから言え、この禿げ」だって?
もう、また禿げって言うー。酷いなあ。私拗ねちゃうよー!
……ごめんなさい、調子乗りました。だから許してー。
ね? 私あの豚とは違うから、ちゃんと部下大切にするから。
だから機嫌直して。気持ち悪かったなら謝るから……あっ笑ってる。さてはまたからかったな?
もー、今度こそ本気で……ごめんなさいごめんなさいもうしません。だから許して――
『個体※※※※※※LV6に対して能力値操作を行いますか?』
『個体※※※※※※LV6に対して能力値操作を行います」
『個体※※※※※※LV6に対して能力値操作を行いました」
『個体※※※※※※LV6に対して『※※の※』を贈呈します』
『個体※※※※※※LV6に『※※の※』の使用許可を与えます』
『個体※※※※※※LV6に『※※の※』の――