?章 ※の呟き
『個体※※※LV2に対して追加情報を開示します』
『個体※※※LV3に対して追加情報を開示します』
『個体※※※LV3の精神への干渉を確認しました』
『個体※※※LV4に対して追加情報を開示します』
『個体※※※LV4の精神への干渉を妨害します』
『個体※※※LV4へ対精神系攻撃スキル〈幻覚耐性LV1〉を付与します』
『個体※※※LV5の記憶へ干渉を開始します』
『個体※※※LV5の記憶の一部を消去しました』
『個体※※※LV5の記憶の一部を改竄しました』
『個体※※※LV5に記憶の一部を付加し、記憶の整合性を図ります』
『個体※※※LV5の記憶への干渉が完了しました』
『以後個体※※※LV5への追加情報の開示を無期限停止します』
『個体※※――
いやぁ、思ったよりも彼は察しがいいなぁ。
焦っちゃったよ。たかが幻覚如きで“シンジツ”に辿り着きそうになるなんてね。
えっ? 「デリカシー無いのか?」だって?
何言ってんの私にそんなもんが有ると本気で思ってたわけ?
はははっ、笑っちゃうね。
えっ? 「ウッゼェ、ハゲ死ね」って?
酷いな、私別に禿げて無いよ。
まぁ何にせよこれで暫く彼が“シンジツ”に辿り着く事は無いでしょ。
まぁ罪滅ぼしと言っては何だけどスキルあげちゃおっかな。
えっ? 「職権濫用、マジ死ね」って?
酷いな私泣いちゃうぞー――
『個体※※※LV5に特殊スキル〈 〉を贈呈します』