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それぞれの働き

くそぉー、フェニックス討伐までいきませんでした。切りが悪いので、書いてからお休みします。

マッキー視点 (戦闘クラン・フリューゲル)


俺のクランは、開始当時は前線で5位だった。現在は、前線の3位トップスリー入り有名クランだ。


ルイスに頼まれ、第3の国タルシにやって来た。さて、聖水晶はクリスタルドラゴンの希少ドロップ。最低でも、10個は必要だと言う。


「さぁーて、周回やるぞてめぇら!」


『おーう!』


実は、クリスタルドラゴンを倒すのはそこまで難しくない。なので、ひたすら倒すのみ!


と言うか、1番簡単な素材集めなんだよな。


確かに、ドロップ率は低いが周回すれば、3時間で10個は集められるだろう。心配なのは、縁の紐を集めてるセロン達だ……。確か、縁の紐をてに入れるには………縁の神のクエストをしないと。


あ、ルイスも心配だ。うーん、早く終わらせよう!




シャルム視点 (生産クラン・紫陽花)


あたしのクランは、前線で最も活躍するクランの1つ。生産技術は、凄腕ばかりの中規模クラン。


主に、防具やアイテムを作っているわ。


「防音コートを、早急に作る事になったわ。各クランから、お金は預かってる。ついでに、ルイスの装備が完成するから渡す予定よ。むふふっ、ルイスには悪いけど和服だけじゃなく洋服も着て欲しいのよねぇー。Annちゃん、ルイスに似合うと思う?」


「そうですね、聖人様って感じで良いかと。」


その手には、神官服にしては綺麗な服がある。


「勿論、狩衣もちゃんと渡すけどね。」


白と青の、美しい模様の入った狩衣である。


「神聖なる八雲の狩衣、私達の今の最高傑作!」


「コートは、簡単ですしシルクスパイダーの糸待ちですね。さて、頑張りますよリーダー。」


シャルムは、真剣に頷くと立ち上がり部屋を出た。




トンガ視点 (生産クラン・ネコネコ団)


生産クランで、鍛治師の頂点と呼ばれる儂じゃが。


聖金の加工は、かなり難しい。このゲーム、リアル感を出すために手順があったりするんじゃ。例えばの話、金属を熱する炉の温度。


それも、金属によっては違う。しかも、打ち加減を間違うと直ぐに鉄屑になってしまうのじゃ。


勿論、冷やす時さえ油断が出来ぬ。温度差に、金属が耐えきれず亀裂が入ったり壊れるからじゃな。さて、聖金は1000度を越えないと溶かせぬ設定。打ち加減も、とても複雑なんじゃが。


さて、頑張るかの!


そうだ、ルイスに短刀を渡すのを忘れとった。リアル年齢、40前半だからの……忘れやすいんじゃよ。


さて、鈴を早く作ってしまうかの………。




セロン視点 (戦闘クラン・ジェネシス)


さて、縁の神コトワ。


その神が、世界の理を破った時に、創造と破壊の神であるゲレティーから罰を受ける。コトワは、神としての力を削がれ弱くなってしまった。


しかし、コトワは理不尽な理をまた書きかえようとした。普通、世界の理に神様が干渉するのはルール違反。どんなに、理不尽でも静観しなければならない。その、苦しみに堪えられなかったのだ。


その結果、コトワは神界の牢獄に幽閉された。


幽閉中に、コトワは縁の紐を作り解放された日に山に隠した。ゲレティーに、バレないように。


いや、バレていたがゲレティーはわざと見逃したとされる。それは、やはりコトワの気持ちを彼の神も理解していたからである。気持ちは、同じだった。


のちに、精霊獣が守護獣となり縁の紐を守るようになる。そして、今も守られてるとか………。


でっ、目の前の狐さんが守護獣なんだよね。


「どうしても、その紐が必要なんだ……ごめん!」


一時間して、3本………急がなければね!




トキヤ視点 (生産クラン・breezeブリーズ


さて、シルクスパイダーだが。シルク布は、希少ドロップなので通常ドロップのシルクスパイダーの糸を集める。白く、手触りも良く革製の防具に良く使われる。今回は、布を作るんだけどな。


マッキーの次くらい、簡単な素材集めだ。


心配なのは、縁の紐を集めてるセロンだな。実はだが、狐は倒しても3本しか紐はドロップしない。


脳筋だし、アドバイスすれば良かったかな?


いや、ルイスには黙っているよう言われたしな。


何でも、全てのクエストはバトルって理屈が間違いだと認識して貰うためとか。まあ、ノンアクティブモンスターはこっちから攻撃しない限り、まったく攻撃してこないからな。共闘を考えると、効率的かつ無駄の無い対応をしたいというのも分かる。


縁の紐は、御守りや和服装備の一部に使われるくらいで、知名度の低いクエストだからな。


ほぼ、情報なしのクエスト。気付くだろうか?


「グレン、囲まれたぞ!」


「了解。【鳳凰炎舞】……!」


うん、スキルレベル5でこの火力……強いスキルだ。


「さて、負けてられないな。【神楽剣舞】!グレン、合わせられるか?勿論、出来るよな?」


「おっす!」


グレンは、トキヤに合わせてスキルを使う。


合わせスキル【鳳凰神楽舞】………。


ドンピシャ!合わせスキル、大成功!


実は、検証班が合わせ技が出来ないか試した。結果だが、相性の良いスキルどうしなら成功した。


同じ舞だし、出来るとは思ったけど成功!なんだがな、こりゃ……ドロップ回収するの大変だな……。




ルイス視点 (生産クラン・breeze)


さて、冥府の洞窟の祠の前。そこには、冥府神の神獣。冥府烏が、いる場所です。神職者しか、立ち入る事を禁止させる冥府の入り口でもあります。


ルイスは、神託の旗を出して歩き出す。


リルとソルは、子供の姿でルイスを追いかける。


カァー!カァー!


「リル・ソル、戦闘準備!」


リルとソルは、大人の姿になり威嚇する。


さてさて、どう地面に引きずり降ろしましょう?


いきなり、低空飛行で突っ込んでくる。そこを、リルとソルが噛みついて地面に固定する。


「荒々しく、押さえつけてすみません。私達は、冥府の入り口に用はありません。用件は、貴方の羽が欲しいだけです。少し、くれませんか?」


リルとソルは、冥府烏を押さえつけるのをやめる。ルイスは、冥府烏に回復をかけると笑う。


『力を示した、だからやる。受け取ったら、帰れば良い。まぁ、帰れたならな。その羽は、魔物を引き寄せる。生きては、帰れないだろう。』


「では、頑張りますかね。」


旗を、トンと地面に打ち付ける。すると、旗の色が赤くなる。そして、攻撃力アップのエフェクト。


「リル・ソル、久しぶりに暴れますよ!」


2匹は、短く吠えると走り出した。


こうして、素材は集まりつつあるのだった。

さて、あと1・2話書いたらお休みします。

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