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don' touch 我が人生  作者: 深海 枝桃
1/1

firstライフ終了のお知らせ

時間が無いのと文才が無いのと発想力が無いので定期で掲載出来るかは不安の一途です。


ああ、もう、疲れた。


ウチの会社の営業どもは外周りから帰って来れば無理に取った納期でゴリ押しして来やがるし、上司も上司で取って来てくれる事に感謝をしろだのと営業様様な、そのくせ自分では動かないような野郎だ。


ふと思い出してメールボックスをチェック。

残念ながらチケットはご用意されませんでした。こんチクショウめ。


バスのガラスに写る自分の顔が目に入る。

ああ、もし自分がコミュ力MAXなイケメンだったらな。もっと他の人生があったのだろうか?用意されなかったチケットの舞台の彼らのようにと黄昏る。


しかし眠い。仕事が多いからと有無を言わさず前残業をし、更に言えば今は午後の10時過ぎだ。なんでやねんとも言いたくなる。だが明日もまた朝は早い。

眠ったら降車ボタンも押せなくなる耐えろとは思いつつも意識は白んでいったのだった。




「おや、気付きましたか」


意識が浮上した時には何故か清潔感漂う真っ白な部屋にいました。

中性的な容貌の美人のオプション付きで。


「ひぇ、胸焼けする…」

「第一声がそれとは随分とお元気なようで」


にこりとするりとはて?毒舌が出たようだが声からして彼だろう。彼の動作はどうも事務的だ。

というか、顔が良すぎて胸焼けがします。自分、内臓強くないんです。胸焼けもかなりの体調不良に入りますぜ。


「…?もしかしてバス乗り過ごしてヤベーこいつどうしようみたいに持て余されてたりします?」

「……貴方はここがバスの管理事務所だとでもお思いで?」


うわー。コイツマジかーみたいな目で見られてるな。貴方結構正直に顔にでますね。

いやでも自分がさっきまていたのはバスの座席だったのだ。そこではないとしたらその先の迷惑をかけるだろうバスの関係以外ありえるのか?

確かにまるで病院みたいに、いや、病院以上に綺麗か?そんな場所だが。って


「あれ?ここどこです?」

「やっとですか」


ふーやれやれ。みたいな雰囲気ですがお兄さんや、貴方からもっと言ってくれても良かったのでは?


「ここは神の領域です。そして貴方は大変申し上げ難いのですが、手違いにより死亡してしまったのです」


「は?」


うっわー。素の声が出ちゃったよ。低いし態度悪そうに聞こえるから繕ってたのに。


「手、♯手違いとは?え?乗ってたバスが事故りましたとかではなく?」

「ではなくですね。見事に貴方だけが死亡。

更に言えば身体も其処からはなくなり世間では行方不明と同じですね。その内死亡届けも出されるでしょう」

「な、なにゆえ…」


うっ、と彼の顔色が悪くなる。


「それが大変申し上げ難い理由でして…。

私はと神の助手を務めている者なのですが、その神が手違いを起こしまして…」


マジに言いにくそうなやつじゃん。逆に気になるわ…。

そう思っていたらいきなり、そこ扉だったの?という場所がいきなり開き髭もじゃおじいちゃんが勢いよく入ってきた。


「助手くーん!ごめんてー!もう二日酔いのグロッキーな状態で在命管理やらないからさー!」


自分の死因はそれですか???


「ホントですよ。何だかんだでデジタル管理なんて時代に流されるものかーとか言ってアナログ管理続けてたのに、今回の彼女の名簿を間違って燃やしてしまった事でもう見過ごされなきなりますよ?」


いや、見過ごされないのは管理だけではなくあんたらの杜撰な勤務状況だわ。


「て、あれ?その子」

「ええ。その例の天命を全うするはずが20代半ばで死亡扱いになった彼女です」

「あちゃー。ごめんねー」

「軽すぎません???」


案件に対しての謝罪が釣り合いませんが?と真顔で詰めれば相手も申し訳なさを全身で出しながら流石に態度を改めたようだった。


「この度は私の軽薄な行いにより貴女の命を奪ってしまって大変申し訳ないと思う。

そこで、代わりにはならないだろうが君には転生をして第二の生を歩んでもらおうと思っておる。

とは言え、一度死んでおるので同じ世界には生きられんがな」


転生?転生とな?また赤ちゃんからやり直すとかそういうことです?というか同じ世界にはって異世界転生させるおつもりで?


「ええー…。異世界転生して勇者やるとか嫌ですよ?自分次の人生ではゆっくり生きたいですし」

「勇者になれると思ってるとか面の皮が厚いですね貴方」

「まあ、そういうものがある世界ではあるが…。そうだな。送り出すまでは希望に応えられるようにしよう」

「ちなみに送り出すまでとは?」

「あと数秒ですかね?」

「こんな精神的ジェットコースターに乗せられている気分は(もう一度死んでるけど)生まれて初めてですよ」



そうして自分、本江周(ほんごうあまね)は異世界へと転生させられたのだった。

書き終わってから見たけど、たいして文字数無かったな…。

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