始めての絶望
今回は、本編だから楽しんでね!
「ちょ、ちょっとハル君待って!」
「ルイール、大丈夫だから僕が全部上手くやるからね」
階段を駆け上がり王室の扉の前に辿り着いた
その時ハルの目は殺意の光に蝕まれていた
「ハルか、討伐したとの報告はもら」
「そんな事どうだっていいだろ…」
「王様まことに申し訳ございませんハル君は、少々混乱しておりまして」
「ハルどうしたんだ」
「どうしただと……ふざけんじゃねぇよ」
ハルは、手を剣にかけ鞘から抜こうとしていた
「これ以上王様に近ずくでないぞ」
謎の声、
「誰だ?」
「私は国1番の衛兵であり剣豪と呼ばれているガーデン・エレクトリアだ」
「そうか、まぁどうでもいいそこをどけ」
「無理だよいくらカーラ様の後継者とは、いえ王様の命を守るのが私の仕事容赦なく切り捨てる」
「じゃあそこでいい、おい王様。いやエドワード・スベルツお前のせいで、リーズルさんは死んだ」
「私のせい?ハルが非力だったからではないのか?」
「……」
カチャ…
瞬きする間もなく辺りには、剣と剣がぶつかる耳を塞ぎたくなる音が王室で響き渡った。
「君の剣術は、それほどではないと聞いていたがリーズル様の死を目の前に意識が覚醒したのか?さすがの私も剣で止めていなければ死んでいたよ」
「じゃ…ま…だ」
「いいね。その殺意。好きだよ!はぁはははははは」
「狂ってるなお前」
「名前があるのだが」
「わるかったよ、ガーデンさん」
「これ程の剣術の持ち主とは、仲良くしたいものだね」
「多分無理だな」
「そうか…残念だよ」
「それでどうする?俺は、お前を容赦なく殺せるぞ」
「それは、無理だよハル」
「……っ!?」
「後ろを見たまえ」
「ハル君もういいよ、やめていいから私の前から誰もいなくならないで……」
ルイールの目は、怯えた子犬の目だった
「ハル、君の気持ちはわかる私も数々の仲間を失ったでも王のせいではないのだよ全て我々の非力さがうんだ結果だ」
ハルは始めて絶望のどん底に落とされた
「…………………………は、はは。はははははは」
ハルは笑った。自分を嘲笑うかのように笑った
それを見た周りは凍りついた
衛兵が呟いた
「狂ってる……」
ルイールがハルに手をかざした
「フルール・エルアランス」
途端暴風がハルを直撃した
ハルは意識を失った…………
どーもー!ナナフシ郷五郎でーす!!
今回も読んでいただきありがとうございました!
まさか、ハルも狂ってしまったとはねまぁ
これからどうなるかはお楽しみに!
次回 最強かつ最弱の剣豪
お楽しみに!