愛の形
さぁ、熱い展開になってきました!
今後どうなるのか!?
果たしてハルに魔法を掛けた人物とは!?
「ハル君!」
ハルは声のする方を見る
「なん…でここに」
ハルは問いただした
「だって。ハル君はいつも、無理をするんだもん。」
………ハルは沈黙した。何も言い返せなかった。
守れないのに無理をすると自分で自分を責め立てた。
「お前だけは守りたい。だから頼む。逃げてくれ。」
ハルは彼女にそう伝えた
「無理だよ。だって、大好きな人が、必死になってるんだもん。支えたい。近くで見守りたい。守られるだけじゃなくて守りたい。たとえ、貴方が挫けても、私が傍に居るよって言ってあげたい。ハル君が辛い時は私が助ける。助け合おうよ。ガーデンは私たちの為に…命を落とした。それを、受け入れなきゃ…」
ハルは自然と涙が零れた。
頬を伝って顎から地面に滴り落ちるのが嫌でもわかる。
「で…でも、俺は変わってない。リーズルさんやルイール、ガーデンまでも。何も何も何も何も何も変わってな」
「いいえ、ハル君は変わった。」
彼女は言葉を覆うように話した
「違うんだ、何も分かってないんだ!お前はお前はあああぁぁあ!」
ハルは叫んだ。ただ当てつけるかのように。自分のしてきた行いを否定するように。
彼女は涙を零しながら呟く
「ハル…君……どうして…名前を呼んで…くれないの…?」
途端ハルに電気が走った
「お…れは、ただ…。あぁ。」
話せない。息苦しい。泣き喚くだけ。嗚咽。言葉にならない言葉。抜ける空気。話せない。話したくない。ただ、彼女の顔を見て気づいた。
「俺は。お前が居てくれて良かった。……エキドナ」
エキドナはニコリと笑い
「ありがとう…名前を…呼んでくれて!大好きだよ、ハル君」
ハルは初めて恋をした。
「エキドナ。俺もだ。お前が好きだ。好きで好きでたまらない!」
エキドナは顔を赤らめて
「う…うん。」
「おーい、反吐が出るよぉ、早く終わらせろよ。気持ち悪い」
と魔女は暴言を吐いた
「おいおい、俺の初めての女に、なんて事言うんだよ」
ハルは今までとは違う顔色で反応した
「たったこれだけで、坊やの雰囲気が一気に変わった。」
魔女は驚いた。
「さぁてと、そろそろ終わりにするか。エキドナ、少しの辛抱だ見守っててくれ」
ハルはエキドナに笑みを浮かべた
「うん!」
エキドナは満面の笑みで反応した
「さぁて、遂に最後の決着だぁ!ガーデンやリーズルさん、ルイールの仇を取らせてもらうぞ魔女さんよぉ!」
ハルは剣を握り、歯を食いしばった
まさかのハルがお付き合い!?
魔女と最終決戦!
ハルはどうなってしまうのか!?
次回 ハル




