表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引きこもりが勇者になっちゃった!?  作者: ナナフシ郷五郎
36/40

愛の形

さぁ、熱い展開になってきました!

今後どうなるのか!?

果たしてハルに魔法を掛けた人物とは!?

「ハル君!」

ハルは声のする方を見る

「なん…でここに」

ハルは問いただした

「だって。ハル君はいつも、無理をするんだもん。」

………ハルは沈黙した。何も言い返せなかった。

守れないのに無理をすると自分で自分を責め立てた。

「お前だけは守りたい。だから頼む。逃げてくれ。」

ハルは彼女にそう伝えた

「無理だよ。だって、大好きな人が、必死になってるんだもん。支えたい。近くで見守りたい。守られるだけじゃなくて守りたい。たとえ、貴方が挫けても、私が傍に居るよって言ってあげたい。ハル君が辛い時は私が助ける。助け合おうよ。ガーデンは私たちの為に…命を落とした。それを、受け入れなきゃ…」

ハルは自然と涙が零れた。

頬を伝って顎から地面に滴り落ちるのが嫌でもわかる。

「で…でも、俺は変わってない。リーズルさんやルイール、ガーデンまでも。何も何も何も何も何も変わってな」

「いいえ、ハル君は変わった。」

彼女は言葉を覆うように話した

「違うんだ、何も分かってないんだ!お前はお前はあああぁぁあ!」

ハルは叫んだ。ただ当てつけるかのように。自分のしてきた行いを否定するように。

彼女は涙を零しながら呟く

「ハル…君……どうして…名前を呼んで…くれないの…?」

途端ハルに電気が走った

「お…れは、ただ…。あぁ。」

話せない。息苦しい。泣き喚くだけ。嗚咽。言葉にならない言葉。抜ける空気。話せない。話したくない。ただ、彼女の顔を見て気づいた。

「俺は。お前が居てくれて良かった。……エキドナ」

エキドナはニコリと笑い

「ありがとう…名前を…呼んでくれて!大好きだよ、ハル君」

ハルは初めて恋をした。

「エキドナ。俺もだ。お前が好きだ。好きで好きでたまらない!」

エキドナは顔を赤らめて

「う…うん。」



「おーい、反吐が出るよぉ、早く終わらせろよ。気持ち悪い」

と魔女は暴言を吐いた

「おいおい、俺の初めての女に、なんて事言うんだよ」

ハルは今までとは違う顔色で反応した

「たったこれだけで、坊やの雰囲気が一気に変わった。」

魔女は驚いた。

「さぁてと、そろそろ終わりにするか。エキドナ、少しの辛抱だ見守っててくれ」

ハルはエキドナに笑みを浮かべた

「うん!」

エキドナは満面の笑みで反応した

「さぁて、遂に最後の決着だぁ!ガーデンやリーズルさん、ルイールの仇を取らせてもらうぞ魔女さんよぉ!」

ハルは剣を握り、歯を食いしばった

まさかのハルがお付き合い!?

魔女と最終決戦!

ハルはどうなってしまうのか!?


次回 ハル

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ