エキドナとガーデンと阿修羅の選択
楽しんでってね!!
ただ街を歩いた。
考える事もなく。
ルイールを自分の手で殺してしまった事を悔やんだ。
ただ。悔やみ続けた
『ドスッ』
「いってぇ」
「あぁ。ごめんなさい」
ハルは人とぶつかった
謝りすぐに立ち去ろうとした
「なぁ。お前」
「なんですか」
めんどくさいと言う気持ちでいっぱいだった
でも、男の一言で全てが吹っ飛んだ
「この世界に来たことを後悔してるか?」
「え。」
「俺は全てを知る。」
「なに…をいってる」
「俺はお前に真実を教えてやれる。」
「は?」
ハルは困った。
頭はただでさえゴチャゴチャしてるのに
さらに掻き乱してくる
「俺はお前のカジタニ・ハルの未来、過去すべてを知っている」
「なんだよ。お前」
「真実を………知りたくないか?」
「真実………」
突然誰かに呼ばれた気がした
聞き覚えのある声で
「ハル!ダメだ!そいつに耳を傾けてはならない!」
「あらら。鬼かハルも大変だな」
どうでもよかった。
真実を知りたかった、何故ハルはこの世界に呼ばれて何をするべきなのか
「いいか、真実が知りたければ。……パルテノン神殿に来い。」
「わかったよ。」
ハルはただ従った
阿修羅の声に耳を傾けずに
阿修羅は具現化した
阿修羅はハルと別行動ができる。
「ハル!ダメだ!行ってはならない」
「うるさい。真実を知らなければならない」
「君は騙されてる!」
「行ってみなきゃわからない」
阿修羅は何も言えなかった
「ごめんねハル。私は神殿には行けない」
「一人で行くよ」
「ガーデンを連れていくといい」
「一人で行く」
「ハル!」
「一人で行かせてくれ。頼む」
「………」
「………」
沈黙が続いた
────────約束の時間が来た
「おぉ!ほんとに来るとは」
「まぁな、真実が知れるなら」
「まずこれを見ろ」
「ん?」
目の前に光が宿り
鮮明な映像が流れ出した
「なんだぁこれ」
「あの鬼とお前の仲間の会話だよ」
確かにガーデンとエキドナと阿修羅が映っている
「ハルを取り戻してくれ。頼む」
「ハル君はどこに?」
「パルテノン神殿だよ」
「ガーデン!助けましょ。ハル君を」
「わかっている。だがハルはこれを望むのか?」
「わからないな。そこまでハルを信用できるのか」
「あぁ。出来る、ハルはやる時はやる奴だ」
「ふふ。賭けてやるよガーデン」
「阿修羅様いいでしょう」
「エキドナ。わかれ」
「阿修羅様がそう言うのなら」
光が消えた
「……!?」
「どうだ?俺の力がわかっただろ?」
「あぁ。」
「真実を知る前に自分と向き合え」
「自分と……」
「今まで避けて通った時間を体験しろ」
また光が差し込み
ハルは目を覆った…………
どーも!!ナナフシ郷五郎でーす!
今回も見てくれてありがとうございます!
なるべく多く更新出来るように頑張ります!
次回 地獄の日々をもう一度




