表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

カーボンのマテリアル

作者: 下山羊店

チョコレートとマテリアルは手を繋いで空を横目に…


寒空が黒くピリついて、間に星が寝転んでいる。ここじゃないところに行きたいとマテリアルは想っている。そこからでも流れ星は見えているのだが、流れ星は、流れ星だけは暖かいコタツの光に包まれ、ウトウトとしているのだ。コクリコクリと振る頭のタイミングに合わせてマテリアルは願い事を呟いた。


キミト、モット、ズット、イタイ


しかし、卵の黄身と何か訳のわからない物が頭に降ってきたり、もっとチョコレートが好きになったり、ずっと食堂の看板を眺めてるスーツの男を見かけたり、紙で切った指が痛かったりするだけで、チョコレートと過ごせる時間は特に変わりはしなかった。


すれ違った踊子が「それで良いじゃない」と適当な事を呟いた。マテリアルがびっくりして振り返った時に、着物がかかとと真っ直ぐ繋がっていて、そこのマックのリンゴに斜め線が入っている事から、その踊子が電子魔法のプログラマーであるという事がわかり、そのセリフの情報源の信頼性に、マテリアルはすぐさまホッとした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ