『にやける』 笑うって思ってるだろ? 本当は違うんだぜ? ※雑学程度に読んでください
これは最早誤用と正用が逆転しすぎてる物だと思いますので雑学程度にどうぞ。
僕は丸まっていた背筋を伸ばす。
今、見ているのは僕の投稿した小説の評価だ。
大御所の人たちと比べるのはおこがましいが、それでも普段の僕には考えられないポイントだ。
思わずにやけてしまう。
「はいー! 誤用だ誤用だ! はーっくそん」
「僕の頭の中を読んだだと……!! しかもくしゃみが雑ッ!!」
「一々くしゃみの描写も面倒だからとか思ってないよ」
「くっそ腹立つ!!」
「はいはい、じゃあさっさと説明しようね」
レッコンは早々にホワイトボードを取り出す。
だが、僕はここでレッコンを止めた。
「ねえ、僕の頭を読んだはいいけど何が誤用なのさ。もしかしておこがましい?」
「君が誤用を語るなんておこがましいよ。使い方があってるんだから黙ってろハゲ!」
「うわー! 腹立つッ……!」
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『にやける』
男が変におめかししたり、色っぽい行動をしたりすること。
語源では男色を売る、なんて意味もあったらしい。ちなみに漢字では『若気る』。
発音はにゃけるだったそうな。
※本来の意味を使う人は現在少ない。本作でレッコンが雑なのもこのため。
現在は誤用として使われている『にやにやする』『にやつく』の意味で使われるにやけるが普通。
本来の意味を使うのであれば『若気る』と表記しつつ時代物の作品でつかうといいんじゃないかな!
例)僕は色街で若気る男娼だ。
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「つまり、今回の奴ってそこまで重要じゃない?」
「まあ、重要ではないね」
「じゃあどうでもいいや」
スパーンと僕はレッコンに頭を叩かれる。
「いった!」
「これは雑学程度のことだけど、知識が無駄になることはあんまりないよ。小説を書く時に必要なのは知識だ。文法も、語彙も、全部全部知識として君の頭に入っている。その知識を君はどうでもいいって言うのかい?」
「ぐっ……! 僕が間違ってたよ……」
「それでよろしい」
僕はレッコンに頭を下げて、パソコンに向き直った。
「ま、ドヤれる程度の知識だけどね」
「色々と台無しだよ!!」
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おまけ
『女々しい』
男に対して、行動や態度が女らしい様子をさす言葉。
現在では『女=軟弱』の図式からなのか柔弱である、未練がましいなどの意味で使われてる。
どうでもいいが、これって女性蔑視の文化の名残じゃないかなーと思う。まあ、女が蔑称ですし、女々しい事態が女性蔑視の名残と言っても過言ではない。
それに現代は女性って強かだし、今はどっちかってーと女尊男卑になってきつつある……んじゃないかな?
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