3、文学フリマ大阪13振り返り&次回への考察
個人の感想です。心広くお読みくださいませ。
【主な登場人物】
◯腹田貝→私だ。
◯ずみちゃま→柴野いずみさん。ここでは敬意と親しみを込めて『ずみちゃま』と呼ぶ。現実世界の本人の前では『いずみさん』と呼んでいる。
◯ずみママ→柴野いずみさんのお母様。ここでは親しみを込めて『ずみママ』と呼ぶ。現実世界の本人の前では『(いずみさんの)お母さん・お母様』と呼んでいる。
◯『四季八葉企画』メンバー→私とずみちゃまが参加している同人誌製作サークルのメンバー達。心強い。
【ズミ文芸結果】
身分差逆転アンソロ 21冊
報われない恋のおはなし短編集 9冊
四季八葉 6冊
合計36冊+無料配布の本も10冊程度、手にとっていただけました。
本当にありがとうございました!
↑
ずみちゃまの報告ポストより引用。
合計36冊。
「全然売れなかった」と言ったエピソードも時々聞こえる中、凄すぎる結果ではなかろうか。
ずみちゃまの日々の作家活動と交流の賜物と言える。本当にお疲れ様でしたと言いたい。
【文学フリマ大阪13反省点】
◯到着が遅かった(本当に申し訳ない)。
◯持ってきているつもりで持ってきていないものがあった。
◯計算などの対応がトロすぎた。
◯自分のブース番号を覚えていなかった。
◯来場者の傾向が見えてなかった。
【文学フリマ大阪13の良かったところ】
◯会場内が広々ゆったりしてた。
◯通路が歩きやすく、ブース数も多いので、滞在時間が長い一般来場者も結構いる様子だった。
→運営側は来場者にアルファベットのシールを配っていて、AからスタートしてB、Cへと切り替わっていく。終了近付いていてもAシールを貼った人が歩いているのをよく見た。途中入退場可なので、休憩挟みながらのんびり回っていたのだろう。それだけ時間たっぷり楽しめるイベントだったのだ。
【次回に向けて】
本題はここからだ。今から書くことは文フリニワカの私の戯言だ。ズミ文芸に対して失礼な内容も含まれるかもしれない。何卒容赦願いたい。
①これからも来場者数は増える
→出店者側は激戦区になる。
②次回からは何も知らない人に頒布することになる。
→当日のディスプレイが大事。
①これからも来場者数は増える
文学フリマ大阪は次回以降もインテックス大阪で開催されると想定する。毎回総来場者数を更新しており、今年は6,000人を超えた。会場容量を増やす為に場所を変えたのだと想像している。通路は広く、ブース側も少しゆとりがあった。ズミ文芸は端だったので更にゆとりを感じた。
インテックス大阪は場所にもよるが最大5,000人分座席が用意出来るらしい。文学フリマは客が流動するイベントなので、10,000人は目指せる舞台だろう。ちなみに2025年5月の文フリ東京の総来場者数は16,000人超えだ。
出店数が増え、来場者数が増え、会場が賑わっていくということは、これまでと頒布の仕方を変えていかないといけなくなるかもしれない。
2025年5月の文フリ東京で出店した『四季八葉企画』メンバーから「売り子の声出しの仕方に工夫が必要」という話題が出た。そのような記事があったそうだ。「無料頒布ありまーす」「どうぞ見てくださーい」では、人々の目や足は止まらない。「〇〇ジャンルです」と、内容が短い言葉でハッキリ伝わる方が良いと。
しかしその時私は「TOKYOは大変だなぁ」としか考えてなかった。来場経験より、大阪や京都では、声出ししてるブースが多い印象はなく、たまたま気に入ってくれたら嬉しい的なゆるい雰囲気だったと思う。
今回も皆必死で声出ししてる印象はあまりなかった。広くなった会場でじっくりゆっくりイベントを楽しんでいた。
ところが次回以降はどうだろう。インテックス大阪ならもっと人は増えるんじゃないかと考えている。今回は万博開催と被った為、この人数で留まったと思っている。運営側は万博の影響による交通混雑を注意喚起していたし、当日もSNSで「中央線を避けての来場をオススメする」といった情報が流れていた。心理的物理的ハードルが高い立地環境になってしまっていたのだ。
だから、そういった特別な事情がないインテックス大阪なら、もっと人は来れるだろう。元々大型イベント等に対応する為の施設なので、来場者も多少離れた場所が会場になることも納得できるだろう。2回目であれば、来場する側も慣れてくる。
故に次回文学フリマ大阪がインテックス大阪で開催されるならば、更なる盛り上がりが期待できると共に、出店者側は賑わう会場での対応の工夫を求められてくるかもしれない。
②次回からは何も知らない人に頒布することになる。
次にズミ文芸が次回も文学フリマに出店する場合の私の考察である。少なくとも次回も今回の3冊は頒布するはずだ。今回はずみちゃまの新刊だと知って買いに来てくれた人がメインだったろう。そうなると既刊を買う人は次のタイプに分かれる。
1、もう1冊欲しい人(凄くレア)
2、前回買って今回別の本を買う人(期待したい)
3、事前広報で初めて知って欲しくなった人(広報頑張ろう!)
4、当日会場で初めて知り、欲しくなって買う人
1はレアすぎるので棚上げする。2と3は、ずみちゃまがこれからも可能な範囲で継続して活動を行い、開催に合わせて広報していけば頒布に繋がるだろう。
難しそうだが興味あるのは4だ。先日出店者側からブースを眺める来場者の視線を見ることができて、文フリ大阪に来る来場者達はどんな方々なのだろうと改めて考えた。
ズミ文芸のジャンルを細かく表現するなら「なろう系ライトノベル」だろう。なろうユーザーなら身近な畑だが、文フリ大阪来場者にとっては未知の畑である可能性が高い。ジャンルが悪いのではなく、沢山ある畑の1つだからだ。
同人誌製作をする人で、小説投稿サイトを利用していない方もいる。逆もまた然り。同人誌製作と小説投稿サイトはそもそも違う畑なのだ。もちろんずみちゃまのように小説投稿から同人誌製作を始めた人もいるし、執筆活動の選択肢として後からサイト利用する人もいる。
他にも研究、写真、考察、エッセイ、ハンドメイド雑貨、イラスト類等々、色々な畑があり、畑が違えば、文フリ出店者同士でも共通の趣味仲間とは言い難いだろう。
次回ズミ文芸が出店する場合、「なろう系ライトノベル」畑であることを来場者に分かりやすく伝え、この畑に興味がある人・好きな人に目と足を留めてもらうことが重要だ。
そこで必要なのが短く分かりやすいワードを決めて、それが来場者の目にしやすいところに掲示することだろう。文フリ東京のように声出ししないといけないかまでは予測できないが、もしやるとしても、どういうワードでアピールするか決めておけば、対応しやすいだろう。
難しいし、本当にやらなきゃいけないことなのかと疑問になるかもしれない。ズミ文芸のアンソロジーはイセコイが多いが、そうでない作品も含まれる。しかしそこはアピールを優先して、メインをグッと絞った方が良いだろう。そのアピール内容以外を出してはいけないわけではないのだ。もしも読み手が困惑するレベルのジャンル違いがあれば、別途説明は必要だろうからそこは考慮したい。
そして、そもそも文フリは出店者来場者が好きなものを楽しむ空間だ。利益を出す為の戦略やブース同士で客を取り合うようなそんな雰囲気は求められていないだろうし、私もあまり好ましいとは思わない。
でも私とずみちゃまの中で、チラリと完売の欲望や目標が生まれた。折角なら次回の頒布数目標を立てて、それを目指すという夢を持っても良いじゃないか。
ちなみに今書いていることは、全部私の勝手な意見である。ずみちゃまにこうしろと強制するものではない。
【おわりに】
文フリ大阪13ズミ文芸の売り子として参加はとにかく楽しかった。
丸一日自分の好きなことやりたいことに全力で取り組んだのは久しぶりだった。疲れているはずなのに、心は軽くて、こんな身勝手なエッセイを書いてしまう程だ。
このような素晴らしい機会を与えてくれたずみちゃま、ずみママ。同人誌製作の体験させてくれた『四季八葉企画』メンバー。そして、自分が丸一日家を空ける分をフォローしてくれた家族に心より感謝申し上げる。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
文学フリマの経験が少ない立場で色々書いてみました。
感想などお気軽にどうぞ。アドバイスなども頂けたら嬉しいです。
基本的に優しめの内容文面だと、とてもありがたいです。
もちろん、読んでくださっただけでとても嬉しいです。改めてありがとうございました(*´ω`*)