プロローグ
昔むかし、この世に住まう者たちは自分たちが暮らし、生きていくために必要な土地や食糧を確保するために小さな「争い」を頻繁にしていた。
やがて小さな争いは無関係であった国や人々を巻き込んでしまい、いつの日か世界全土で「戦争」にまで発展してしまうほど大きくなってしまった。
そんな戦争は日々激しさを増し、戦場へ向かった者わ自国で帰還者を願う者の数多の命が消えてしまった。
終わりの見えない戦争が続く中、とある種族が「兵器」を創り出すことに成功してしまった。
その兵器とは、多種多様な生き物や物体を組み合わせてより強力な個体を作り上げ、殺しを行う「キメラ」と言われるものだった。
キメラの危険性を理解した人間をはじめとする他の種族はそれらを創り出した「半神半人」を重罪人とし1人残らず処刑することで戦争は終結を迎えた。
しかし、戦争が終わった後でもキメラの被害は消えず、一向に増えるのみだった。
人間が殺される事案や、キメラが増え続けるなどの被害は着実に増えていき皆が頭を抱える程であった。
そんな中、未来有望な学生を育てながらもキメラの討伐を目標とする仕組みを活用する学園が築き上げられることになった。
学園を統べる者はキメラの絶滅を願い、魔法や才能に選ばれし者たちを集め学びを得ることが出来る学園を創った。
その学園の名は____
「アズール・アルテミス魔法学園」
これはそんな学園に通う生徒と学園を創り上げ、守る者たちが「世界を護る」物語。