うちの旦那はバカ真面目〈その1〉
新居に引っ越して、仕事に慣れ始めた頃のお話です。
引っ越し後、あまりお出かけをしなくなった私。
家と職場を往復する毎日を繰り返し、休みの日は家にいることが多かった。
旦那とは休みが合わないし。
1人で出かけても良いが、慣れてない土地で道に迷ってヘトヘトになるくらいなら、家でのんびり過ごしたい。
お出かけは、旦那と休みがあった時にしようと思っていた。
なかなか来ないお出かけの機会。
待っていてはダメか。何かしなくては。
まずお互いの仕事のスケジュールをカレンダーに書き込んでいく。
すると月に1、2回しか旦那と休みが合わないことがわかった。
月に1、2回の休みの合った日に星の形を記入☆
蛍光黄色で更に目立たせた。
気づいてくれ、旦那!お出かけ日和を!
そこへカレンダーを見る旦那登場!
目立つ星に気づいたようだ☆
「この日はお出かけしようか?」
やったー!聞きたかったセリフ、ありがとう!作戦成功だ!って普通にお出かけしたいと言えば済むのに何やってるんだろうな、私は。まぁ、いいか。
お出かけはどこに行くんだろう♪楽しみ♪
迎えたお出かけ当日。
「今日は行きたいところがあるから」と旦那。
「わかった。どこでもいいよ」と私。
どこに向かっていくんだろうとワクワクしていたら、移動わずか5分。
場所は近くの市役所。
「さぁ、行こうか」と旦那は車を降りる。
市役所に何か用事があるのだろうか…
「今日のお出かけってここ?市役所に何か手続き?」わからないので質問が2つになってしまった。
「ここだよ、選挙行きたかったんだ」
センキョ?せんきょ?選挙!
マジかー。行きたい場所が市役所って。
選挙って。私が思っていた以上にこの人は真面目だったのか。
選挙、1回も行ったことない私。
初選挙は旦那と。初めては旦那と。
うん。
なんか、悪くない気がしてきた。
選挙の後は、多分、美味しいご飯を食べに行った気がする。
お出かけが選挙だったことがインパクトありすぎて、ご飯の記憶がないのが本当にもったいない。
結婚してから、わかることってたくさんあるんだなと感じる。
旦那は、バカ真面目な人であり、私よりカワイイ人であると思う今日このごろなのでした。