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小説にザックは登場しない。
つまり、それは、小説に書かれていない部分の
恋愛事情も見れると言う事。
そう、モブの恋愛も見放題!!!!!!!!!!!!!
ふへへへへ。
わたくしはニヤニヤしながら、鍛錬場に向かう。
ちなみに、現在朝の5時半である。
前日に、アヤから鍛錬はいつも何時から行われているのか聞いて、侍女に起こされる前に着替え、望遠鏡改を片手にそっと部屋から抜け出したのです!
5時から鍛錬開始という事はもうすでに始まっておりますわね。
鍛錬場の近くに来ると、剣と剣が弾く音が聞こえ、ザックの声が聞こえる。
「そんなんで!お嬢は守れねぇ〜ぞ!もっと踏み込んでこい!」
「はい!」
コソコソとしゃがみ込み2人が見れる位置まで近づく。
ザックとケントがお互いに激しく撃ち合う。
そこへ、1人の少女が走って行く。
「ザックさ〜ん、お兄ちゃ〜ん!もうそろそろ時間だよ〜!」
その声を合図に2人は撃ち合いを止める。
「ケント、10周走って朝の鍛錬は終わりだ」
「はい!ありごとうござきました!」
そう言って、ケントは走り出した。
ザックはアヤの元に行き、タオルを受け取る。
「アヤ、毎朝早くにココに来なくても…」
「いやよ!お兄ちゃんが頑張ってるんだもん、私も力になりたい、何かしたいんだもん」
「はぁ、無理すんなよ、てか、さん付けすんなって言っただろう!」
そう言ってアヤの頭を撫でるザックの瞳は優しい。
なんと言うか、コレ完全に妹扱いよね…。
まぁ、9つも離れてるんだもの、流石に9つ下に恋愛感情を抱く方が犯罪ですわね。
「やめてよ!何回も言うけど、子供扱いしないで!私とザックは9つしか変わらないのよ!」
「いやいや、9つもだろ!お前はまだ子供だろうが」
ん?アヤ?
アヤがボソボソ小さな声で呟いた言葉を望遠鏡改は拾った。
「いつも子供扱いして、9つ上の人との結婚もこの世界にも向こうの世界でもあったんだから」
アヤーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
ザックに何かあると思ってたけど、アヤでしたのね!!
アヤの顔は恋する乙女。
えっ?いつですの?アヤとザックは出会って数ヶ月。
この間聞いた時は、顔に全くと言って良いほど出てなかったアヤ。でも、間違いなくザックの前にいるアヤの顔は女の顔だった。




