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ザックとは、アイリーンの護衛の名前です。
サラッと名前が登場しました!
白い花弁に所々に金色が混ざるその花は
一千年前
錬金術師が生成し生まれた花とされている。
その花が赤く染まる時
そこから世にも悍ましい魔物が生み出されるとされた。
その花を生み出す条件は、普通の種に、新鮮な人間の心臓、大量の魔物の血を使い錬金術師が生成する。
当時、生きたまま生贄にされた人間は10人。
新鮮な心臓がいるこの生成方法は、生きたまま身体を開かれ、取り出される。
そうして、大きな木になり、花を咲かせる。花を大きくするのに使われるのは水では無い。魔物の血を使い栄養を与えていく。そうして大きくなった木から生まれて来るのは、白い花弁に所々に金色が混ざる花だ。
その花は、人々を魅了し、やがて、6大陸にその花を配り歩いたその錬金術師。
大元から切り離された花は、通常枯れるが、この花は枯れずいつまでも美しい花のままだった。
それがまた、人々をさらに魅了させる要因となった。
そして、あの大事件が起こった。
人の血をこの花が吸った時、その1時間後に花が真っ赤に染まり、そこから魔物が出現、次から次へとこの花から生まれた魔物によって大量の人間が死んだ。混乱を極めた諸国は、手を取り合い、共に立ち上がった。
数年を費やし、遂に、人は、その花の大元に辿り着き、その花を処分した。
その花を処分した人物がこの国を統べる王家のご先祖様である。
そうして、世界は平和になったのだった。
その後、この花を生成した錬金術師は処刑され、その生成方法を聞き出した人々は青褪め、禁忌となった。
そして、時は流れ、人々はまた争い、1つの国だったはずが幾つもの国に分かれていき今の時代が来た。
だが、人々は決して、この花を生成する事は無かった。
そして、今、この時、この花が長い年月を果て、蘇ってしまったのだ。
「アイリーン!」
わたくしを庇ったジル殿下。
「お嬢!今ボーッとするのはマズイ!しっかりしてくだせぇ!まぢで!」
ジル殿下、アラン様、レオン様、わたくしの護衛が魔物と戦っていた。
「アイリーン!こっちは僕達が相手をするから君は彼女達を!」
「分かりましたわ!」
わたくしは、倒れているエンカ様とエリック様を覆うように風魔法を発動する。
辺り一面に音が響き、声が飛ぶ。
一瞬の静寂の後、わたくしの風魔法が消し飛んだ。
倒れている仲間…そして…わたくしの目の前に真っ黒な何かが現れ…ソレはわたくしに向け攻撃を仕掛ける。




