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「はっはっはっはっ!これは愉快だな。でも、一つ訂正した方がいい。平民となった女は、残り時間が少ない愛する人と一緒に駆け落ちしましたとさ、その先で盗賊に会い2人仲良く死にました!めでたし、めでたし」
そう笑いながら姿を見せたのは、メナード派に属している
「クリス…」
「おっと、その名で呼んでくれるなよ」
「貴方は彼の友達だったから信じたのに!彼も手にかけるって言うの!!ゴホゴホ、ゴボッ…はぁはぁ」
「クックックっ友達だと思っていたのは彼だけさ、俺がアイツの為に金を出すわけ無いだろう。でも、きっとアイツは気付いていたさ、この薄っぺらい友情に」
「な、な、なにを…言っておりますの?」
「アイツは俺が貴女に近づく事を良く思わず、いつも起きれない体で言っていたよ…アイツに近づくなと」
「エリック…」
「あ〜面白かったよ。今回の事も勿論報告させて貰ったよ。その時のアイツの顔…もう…凄くゾクゾクしたよ」
「悪魔!」
「俺を表すに相応しい言葉をありがとう。アイツ、もう動けないくせに俺に剣を向けてさ〜エンカの所に連れて行けって何回も言うんだよ!だから、優しい俺は連れてきてあげたの」
そう言うとクリスは、指を鳴らした。
男達に支えられて連れてこられた男は、彼女が心から愛しているエリック・ド・ベンチャー。
「エリック」
彼女が血塗れの手を彼に伸ばす。
「エンカ」
彼はエンカ様の元に乱暴に置かれた。
2人は抱きしめ合い、彼は彼女に謝る。
そんな2人を嘲笑うかのように、男が剣を振り下ろした。
彼女を庇うように彼は切られ続け深い傷がその体に刻まれていく。
「もういいだろう。さて、このまま放置してればいずれ力尽きるだろう。友達として2人っきりの時間をあげるよ。最後の瞬間まで愛する人といる…俺はなんて素晴らしい事をしたんだろうか、感謝して天に召されてくれ。では、さよならだ」
そう言い男達は去っていった。
完全に気配が無くなったその瞬間、わたくしは2人の元に飛び出した。
間に合え
間に合って
お願い…




