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とある兄妹(妹)2

兄の話を聞いたのを纏めると


兄10歳私8才の時に実の親に捨てられたって事。

その後、兄が一生懸命働いて、お金を稼いでいた事

でも、なかなか稼ぐのが難しく、その日のご飯代を稼ぐのが精一杯。


宿は無い。


「フムフム、なるほどね!お兄ちゃん聞いていい?」


「なんだ?」


「この国の王子の名前は何?」


「確か…ジル・フォン・エルバス殿下だったんじゃねーかな?」


「じゃー婚約者は?」


「それが、まだ居ねぇらしいぞ。平民の間の噂じゃぁ、イザベラ様がなるんじゃねぇかって話だ」


「今彼等の年齢は?」


「オメェと一緒」


つまり、10歳か!


「もうすぐ、王子の誕生日に婚約者が発表されるとか?」


「おお!よく知ってんな!」


一つ一つのピースが埋まって行く。


「じゃー、この地の領主様の息子の名前は?」


「確かレオン様じゃねぇかな?」


「お兄ちゃん!!ここあの小説の世界じゃない!?」


「小説?」


「そう!!なるみさんのお母さんからお兄ちゃんが貰ってきたあの小説よ!」


「ああ…確かに、名前が一緒だな」


「でしょ!」


「でも、それだけで決めつけられねぇーよ」


「そうだけど…私は絶対そうだと思うんだけど」


問題は、ここが、どの作品かだ。

もしも、最初に出た小説通りなら、イザベラ様が婚約者にもうなってるはず。

でも、まだ決まってない。だとすれば、2作目に出た小説…彼女が婚約者になってるはず。


一つ試してみるか。


チラリと隣にいる兄を見る。彼の名前はクラウス。

私の記憶が正しければ、兄は…彼女を守る剣となる。


もうすぐ訪れるあの出会いで…


そう、もうすぐ私達は、巻き込まれる。


私と言う人質を取られたお兄ちゃんは従うしかない。


それは、アイリーン・ゼン・クワノス様の誘拐


さて、兄を取り敢えず説得しますか!

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