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次の日
現在、わたくしは部屋でソワソワしながらジル殿下からお声が掛かるのをまっておりますわ。
イザベラ様のお家が関係していたのでしょうか
イザベラ様はご無事でしょうか…
そして、アヤは無事なのでしょうか
ケントはどうなったのでしょうか…
はぁ…不安な気持ちになっても、わたくしはただ呼ばれるのを待つだけなのです。
部屋の中をウロウロ歩いていたら、ついに、殿下からお呼びがかかりましたわ。
レオン様の執務室で皆様と一緒にお話しが聞けるとの事でしたので、わたくしは、早足で向かいます。
執務室前に着き、声をかけて中に入ると、わたくし以外の方々がもう集まっておりました。
「皆様、お待たせし申し訳ございません」
「アイリーンは1番最後に声をかけたからね、気にしなくていいよ」
ジル殿下が微笑み、わたくしをソファーへと促します。
わたくしは、皆様のお顔を見渡します。
あれ?わたくしが知らない人がおりますわ。
もしや、あの方がアヤかしら?
彼女の隣にはケントが座ってますし、アヤで確定ですわね。
わたくしが予想していると…
ん?何故かしら?アヤらしき方から物凄い視線を感じますわ。
わたくし達が見つめ合っていると
「ヤバ、まさか、ここは…確定だわ…これ」
そんな声がこの空間に響き渡ります。
え?
「アヤ?どういうことですの?」
イザベラ様が不思議そうにアヤに声を掛けます。
その様子を見てわたくしは気が付きました。
なるほど、わたくし以外の皆様は自己紹介を終えたのですね。
1人納得をしていると、
「失礼致しました、先に名を名乗る無礼をお許し下さい。私、アヤと申します。家名など無いただの平民です」
「許しますわ、わたくしは、アイリーン・ゼン・クワノスです。無事救出されて安心致しましたわ。怪我などはなくて?大丈夫ですの?
わたくし、ケントからアヤのことを聞いてからと言うもののお会い出来るのを楽しみにしていたのです」
「兄からですか?」
「なんでも、わたくしと同じだとか」
アヤは小さく頷くと、ニカッと笑いました。手は小さく親指を立てて。
やっったわ!!ここに!同志が!!
わたくしが感動に打ちひしがれておりましたら、ジル殿下が咳払いをし、
「説明してもいいかい?」
本当はもっとお話ししたかったのですが我慢です。
わたくしは頷き、ジル殿下のお話を聞きます。
そして、ジルはわたくしが知らないあの後の話を始めた。




