碧空の下で 025
その片方のカナダ国旗には、カナダ人になったということを祝福したり、同じ国民として嬉しい、という趣旨のことが書いてある。英語であったりフランス語であったりする。前の白板にも文字が書いてあるのがわかり、ジャスティンはそれを読んだ。
“Tu es Canadien! Vous pouvez partir de péril par le Japon! David”
あなたはカナダ人。日本による危険から離れられる。デイヴィッド
そう言ってくれるなんて非常にありがたいと思う。当たり前のことが当たり前になったのが一番嬉しい。
“Je suis fier que vous soyez Canadien. Vous pouvez enfin coudre le drapeau national canadien pour le faire sur votre sac à dos. Andrew”
あなたがカナダ人なのが誇り。やっとカバンにカナダ国旗を縫えるね。アンドリュー
確かにそうだ。少し前まで、カナダ人ではなかったのだから、縫いにくかった。昔は日の丸を縫っていた気がする。
“C'est toi qui es Canadien. Vous êtes maintenant prêt à interviewer sur le Japon. Jessica”
あなたはまさにカナダ人。今、日本に取材に行けるね。ジェシカ
本当にそうだ。dialogue de paix社でもそうだが、現在のことを知ろうにも、まったく逮捕を慄いてできなかった。
最後に、この会社およびこの動画投稿も、結論としてはこのフィンチ中央高校の直轄になった。でも先生たちはほぼ介入しない。卑猥なことしない限り。いつのまにか、ジャスティンの知らないところでこの話は動いていた。生徒会の方で提案があったそうだ。潰れたら身もふたもない。
この話を身内で知っているものなど誰もいない筈だ。(終)




