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碧空の下で 01  作者: 安曇 穂高
07. カナダ人として
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碧空の下で 024

 アンドリューとジャスティンが抱擁していると、ジェシカがやってきた。アンドリューと違って、ジェシカはそこまで不思議なことを言ってくるわけではない。むしろ、机上に置いてあったのは14枚のチョコクッキーだった。一枚一枚に、チョコでアルファベットが書いてある。

“Tu es Canadien!!”

フランス語で、「あなたはカナダ人だ‼︎」という意味だ。ジャスティンはこれを受けて、思わず呟いた。

"Il est assez tard pour gimlet.”

(ギムレットには遅すぎる。)

ジェシカはこれを反駁した。

“Je sais que vous aviez aspiré à être canadien à cause du danger du Japan. Mais vous devez avoir la responsabilité et le bon sens en tant que Canadien.”

(私は、あなたが日本による危険から身を守るためカナダ人になりたがっていたことを知っているよ。でも、カナダ人としての責任や常識を涵養することが必要なの。)

 アンドリューはジェシカがなぜこう返したのか分からず、椅子に倚りかかっている。それをジャスティンはこう返した。

“L'expression "gimlet" que j'ai utilisée provient du roman "The Long Goodby" de Raymond Chandler.”

(今使ったギムレットという表現は、レイモンド・チャンドラーによる「長いお別れ」に由来するんだ。)

ジャスティンはこの後、美味しそうにクッキーを平らげ、ジェシカとハグをした。そしてそのことを動画で報告した。

 次の日、学校に行くと、ジャスティンの机に大きなカナダ国旗が被せてあった。それも2枚用意されており、片方にはメッセージが書いてある。


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