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碧空の下で 021
学校から帰るとき、いつものようにジャスティンとジェシカはeメールを見ていた。友達や家族からのメールもあるが、dialogue de paix、要するに会社のメールもある。それで、発信元を見ると、メディアのものだった。CBCと書いてある。
「....(前略)もし取材を受けることがよろしければ、11月10日にトロント放送局にお越しください。」
である。
—ジャスティン自身だって、このカナダという土地には戦争の最中に移住したのだし、その意味では相当影響があったと思う。したがって、了解の返事を返しておいた。
しかしどんな内容を聞かれるのだろう。ジェシカ抜きでは、この問題は語ることはできない。デイヴィッドぬきもあまり良くないと思う。何気に我々Dialogue de paix社の創立に尽力し、会社の動画投稿などを行なっているのだ。
一応、この2人にも連絡を入れておいた。この件に関して、また明日の動画企画に関してだ。この企画がまた大変で、フィンチ中央高校にて、以下の通りなりきることになっている。
ジャスティンはジェシカに。
ジェシカはデイヴィッドに。
デイヴィッドはジャスティンに。
当然、ルーズリーフや筆記用具なども交換して、受ける授業も変わるのだ。会話する人も変わる。そんな挑戦だ。




