碧空の下で 001(人物設定)
登場人物の紹介
大阪 淳 Jun Osaka
快活な中学3年。勉強が嫌いなので、受験が近いのに全く勉強せず、学年ワースト20に入り父に雷を落とされたことがある。鉄道が好きだがマニアとまでは行かない。ボードゲーム部所属。
大阪 更 Sara Osaka
淳の小6の妹。中学受験予定で、週6回塾に行く。
大阪 梨沙 Lisa Osaka
淳の小3の妹。なお、現在何者かに連れ去られた。
大阪 尚一 Shoichi Osaka
淳の父。大阪市の会社に京神明電鉄を用い勤めている。
大阪 夏美 Natsumi Osaka
淳の母。京都市の会社に京神明電鉄を用い勤めている。
以上、大阪家は茨木市に住んでいて、最寄りは安威電停である。なお、実家は父方は御前崎、母方は富山である。
次に、淳の友人たちである。
神戸 春花 Haruka Kobe
淳の同級生。成績は極めて良好であり、ほかの女子から愛される存在。淳に片思いされていることなど全く無知である。軍事研究部所属。
神戸 凜花 Rinka Kobe
淳の同級生で、春花と双子の関係(春花が姉)。しかしながら関係は非常に険悪だ。文学研究部
所属。
保栄茂 陸 Riku Bin
淳の学級の隣の学級の級長。沖縄出身で、鉄道ファン。身長が200cmもあることと、名字の読みづらさがコンプレックス。茨木先生に勧められるがままにラグビー部に入部。
豊中 颯大 Sota Toyonaka
法律にも鉄道にも詳しい陸と同級生の男子。詳しい事柄のお陰で社会は学年1位しか取ったことがない。法律の勉強を始めたきっかけはモントリオール生まれのためカナダとの二重国籍で、日本とカナダの法律の齟齬が気になり始めたことだ。鉄道研究部所属。陸とは同級生の関係。
次に、彼らの兄弟や隣人である。
山手 強志 Tsuyoshi Yamate
カナダに留学もした立派な青年だが淳たちから見たら単なるお兄さん。横浜出身で、今は京神明電鉄十日市駅に勤める。
勅使河原 愛莉 Airi Teshigawara
陸の姉で、しょっちゅう陸にメールを送るが、金欠で会いに行かない。入籍して勅使河原姓に変わった。高校卒業後、警察署に勤め、薬物犯罪を取り締まっている。金沢在住。
勅使河原 景太郎 Keitaro Teshigawara
旅行をするため、貯金をしている。愛莉とは警察署で勤務していたときに出会った。今は陸上自衛隊にて日々訓練に励む。
続いて教師たちである。
茨木 一郎 Ichiro Ibaraki
淳の学級の担任。ラグビー部の顧問を務めており、しょっちゅう誘ってくる。怒らせると胸ぐらを掴んでくる。担当は数学。数学検定1級所持。実家は新潟。
高槻 真里恵 Marie Takatsuki
陸の学級の担任。英語部の顧問でもあり、担当は勿論英語。英検1級所持者で、周りの英語科の教師に尊敬、羨望されている。
プロローグ
いつから狂ったんだよ、俺らの日常は。今日も京神明電鉄を利用しながら熟考する。梨沙が誘拐されてからもう3日か。梨沙が「ゲームセンターに行く」と言って出て行ったきり帰ってこない。両親は共に警察に相談するのは恥ずかしいし、探偵を雇うにも金がかかるし、と父さんも言うし、友達を頼りにするしかないのだろうか。どうやってこれを解決しようか。思考に耽りつつ夜が過ぎて行く。