八十章「FIERCE BATTLE」
カリアとギルフは、王宮の地下に潜入していたが二人の前に二人の悪魔が立ちはだかった。
「我が名は、サーチェント!」
「我は、ユークリフ!」
サーチェントとユークリフが三つ叉の槍を構える。
「ギルフ!一気にやるぞ!スペルギアファイナル!!!!」
「スペルギアファイナル!!!!!」
カリアとギルフは、素早く構えて飛び出した。
「暗虞魂神拳!!!!!!!」
「甲獣双神撃!!!!!!!」
ドッゴアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆風で地下の壁がガラガラと崩れ落ちる。
「やったな。カリア。」
「あぁ。先を急ごう。」
二人が駆け出そうとした時だった。
「甘い甘い。」
「本当。だから人間ってやつは。」
二人が振り返る。そこには、先ほどとは違う武装をしたサーチェントとユークリフがいた。サーチェントが煙を払いながら言った。
「我が神霊ロニーロの絶対防壁は、どんな攻撃も無に返す。」
カリアが歯ぎしりする。
「また、神霊かよ。」
すると、ユークリフが神霊武装した三つ叉の槍を一振りする。すると、地面から土で出来た人のようなものが現れる。
「殺せ。我が下部達!!!!」
土の人間達が一斉に襲いかかってくる。
「スペルギアファイナル!!!魔群召!!!!!」
ギルフが無数に分身して、対抗する。
「おらっ!」
カリアが影になり、壁を伝いサーチェントに攻撃を当てる。
「!?影とは、厄介な!!!」
サーチェントの槍を交わして、カリアが構える。
「あんまり人間を舐めんなよ。」
それを聞いてサーチェントがニヤリと笑う。
「ほう。面白い!」
「何のことだ・・・・。」
困惑するアイザーを見て、アンタレスが呟く。
「完全には、記憶が消えて無いみたいだな。イアード。」
しかし、アイザーが頭を降って、飛びかかってきた。
「イグニット・フィス!!」
アンタレスの爆炎の拳が向かって来るアイザーの腹部捉える。
「ガッハ!!!」
アイザーが吹き飛んだ。
ダロットも頭をかかえてしゃがみ込む。
それを見て、イルファーが静かに話し出す。
「お前達二人は、俺達と同時期に同じ場所でスペルギアダストになった。しかし、俺達二人とお前達二人の間には、優劣の差がはっきりとした。俺達に劣ったお前達二人は、修行に明け暮れていた。そして、ある日お前達は謎の失踪を遂げた。魔力探査機で地方全体を調べたにも関わらず、全く見つからない。不思議な話だった。」
すると、ダロットが呟く。
「違う・・・・違う。俺は、マキルじゃない。・・・・違う違う。俺は・・・・ダロットだ!!!!!!!」
ダロットが竜巻を起こす。
「シャドー・キャノン!!!!!」
イルファーの影の砲撃が竜巻をもみ消した。
アンタレスが地面に伏せるアイザーとダロットに言った。
「一緒に来い。お前達の帰る所は、ここじゃない。」
王宮最上階では、ベルゼドゥードが魔導式モニターでことの一部始終を見ていた。
「全く。使えん奴が多い。」
すると、部屋にキラが入ってくる。
「あの女の回収は終わりました。」
ベルゼドゥードは頷き、少し暗い顔をしてキラに命じた。
「あれを使う。内部にあの女を入れておけ。」
「!?・・・・やるんですね?遂に・・・・。」
「今の私なら扱える。急げ。」
「はっ!!!」
青い顔をしながら、キラが部屋から出て行く。
ベルゼドゥードは、凄みのある笑みを浮かべる。
「人間共。裁きの時間だ。」
人間界、ヤンバキア王国にて。
「ヤンバルラ王!時空の歪みが激しくなっています。」
ヤンバルラの部屋にランクガンが飛び込んでくる。
「わかっている。今クライヴを向かわせたところだ。お前達七仙騎は、敵と時空の波に備えて準備を整えてくれ。それとアグネが絡んでいる可能性もある。王国全土のスペルギアダストに協力を依頼してくれ。」
「了解!」
ランクガンが部屋から出て行くと直ぐにヤンバルラは、魔導連絡装置を起動させる。
「エミリーネ。聞こえるか?時空が歪んでいる。カリアくん達の居場所を探知してくれ。それと、異界魔導士迎撃用の結界を張ってくれ。」
《了解です。》
エミリーネとの連絡を終えて、ヤンバルラは時空の歪む空を睨む。
「ベルゼドゥード・・・・。懐かしい響きだな。・・・・しかし、何度来ようと我々は貴様を拒むだろう。」




