五十八章「END OF WORLD」
「ディグラス!!!!!!!!!!」
ゲンガルスが叫ぶ。
「うおらあああ!!!!!!!!!!」
ゲンガルスが変身する瞬間にアンタレスが蹴りを入れて、変身を解除させる。
「ちぃ!」
ゲンガルスが体勢を立て直す前にアンタレスが間合いを詰める。
!!
「イグニット・フレア!!!!」
アンタレスの拳から、爆炎砲が放たれた。
「ぬあああああ!!!!!!!!!!!」
ズガガガガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「強え・・・。」
カリアが思わず呟く。
「終わったか・・・・・・・。」
アンタレスが言った時・・・・・・・・。
「ひっひっひ。」
!!?
砂煙の中から、ゲンガルスが現れる。
「言うの忘れてたけど、俺二つ属性持ってるから。」
ゲンガルスが両手を広げる。すると、右手に氷、左手に炎が現れた。
!!!!!!?
「二属性だと!?」
「そう!それに片方は、炎よ。だから、あんたの炎の威力は、ダメージとしては半減されるわけさ!!!」
言うなり、氷剣を三本飛ばしてくる。
「っ!」
アンタレスが爆炎で焼き払う。が・・・・。
氷剣は、炎に溶かされなかった。
!!!?
間一髪で氷剣を交わしたが、今の現象がアンタレスには理解出来ない。
「驚いただろ?今の氷剣は、炎の魔力でコーティングしてあるから、炎には溶けないわけよ!」
「メンドくせーやろーだ。」
アンタレスが唾を吐く。
カリアは、コッソリ、アルンに耳打ちした。
「魔力が後少しで回復するから、あれやるぞ。」
アルンが頷いた。
「エンドオブワールドだと? 魔法開発局が十年前に破壊したはずだろ?」
ヤンバルラの言葉にジグロンアデスが笑い出す。
「貴様の知ることが、世の全てでは無いわ!」
ジグロンアデスがエンドオブワールドの籠手を装備した左手から、黒い魔法弾を飛ばしてきた。
「くっ!」
交わして、魔法武器を取りだそうとしたが、ヤンバルラは、手を止めた。
「賢明だぞ!ヤンバルラよ!エンドオブワールドに貴様の魔法武器は、効くはずがない!」
大宝神具[エンドオブワールド]使用者の悪と認識した者の魔法を無力化し、灰燼へと帰す。その威力故に、魔法開発局は破壊に踏み切った。
「なんで、まだこの世にそれが存在している?」
ヤンバルラが魔法を交わしながら言った。
ジグロンアデスが攻撃を止めた。
「貴様もアビスの力は、知ってるだろ?」
!!
「再生の力を使ったのか!!」
「そうだ。だが・・・・アビスは、エンドオブワールドに魔力を吸い取られ過ぎ、更に自分の力を使い過ぎて、仮死状態になっている。アビス復活には、とんでもない量の魔力が必要なのわけだ。これの意味が分かるよな?」
ジグロンアデスがニヤリと笑う。
「貴様!ヤンバキアのスペルギアダストの力を利用するつもりか!?」
「ヤンバキアには、大量のスペルギアダストがいるではないか。たかが数千人、使うくらいいいだろう。」
「ジグロンアデス!お前!魔力を根こそぎ奪われた人間がどうなるかぐらい知ってるだろ!」
「死ぬ・・・・・だろ? しかしな、アビスを復活させるには、それだけの魔力が必要なのだ。」
「なんで、そこまでして、アビスを復活させようとする?」
「お前には、関係ない。今は、魔力が必要なのだ。分かったら、そこをどけ!」
「関係なくても、我が国民を危険にさらされるのを黙って見ているわけにはいかない!」
「弱いスペルギアダスト数千人ぐらい・・・・・・。」
「弱い強いでは、人の命は、はかれない!!!!」
そこまで話した時。
「良い。ならば、どちらにせよ。勝った方が正義だ!」
ジグロンアデスの周りの魔力が増幅されていく。
!!!!
「ヤンバルラよ。終いにしよう。・・・・・・・・・・・大宝神技ダークエンド!!!!!」
闇が広がり、ヤンバルラを飲み込んだ。
!!!!
「この闇は、あらゆるものを喰らい、無に帰す。我が最大最強の魔法だ。貴様に勝利は愚か、再起など有り得ない。・・・・・・・さらばだ。ヤンバルラよ。」
「うわあああ!!!!!」
深い闇は、無を作り出す。
ヤンバルラは、闇の底に沈んでいった。
感想などお願いします。




