五十六章「RARUBADORU」
ギンガルフとの戦いを制したカリアは、ゆっくりと息をはいた。
「みんな大丈夫か?」
フィーネ達が頷く。
「カリアくん。助かったわ。ありがとう。」
エミリーネの言葉にカリアが少し笑う。
「カーくん!早くお城に戻ろうよ。」
アルンがカリアの肩に乗る。
「でも、そしたらあいつらが入ってくるぞ。見張りとして残ったほうがいいじゃないか?」
そう言って、カリアが潜水艇を見る。
「あぁ。なるほど。」
すると、エミリーネが言った。
「ここは、私に任せて。心配ないわ。何かあったら、他の七仙騎を呼ぶから。」
「いいんですか?」
フィーネが心配そうに聞くがエミリーネは、心配ないと言う。
「なら、ここは任せます。 フィーネ、アルン、行こう!」
ふらふらのフィーネを支えて、カリアが歩き出した。
カリア達が遠ざかり、エミリーネが口を開いた。
「既に侵入完了したのね?」
すると、
「よく分かったな。流石は七仙騎だけはある!」
地面からゴツい男が現れた。
「例え他の幹部が侵入完了しても、あなたは、ここで私が倒す。」
エミリーネが構えた。
「威勢のいい女だな~。実に好みだ。」
男がニヤリと笑った。男の名は、ラルバドル。
ギルフは、城に近い地点でアーク・スペクタスの幹部に遭遇していた。
幹部の女が笑う。
「こんな子が私の相手なんて~。ついてるわ!」
「そりゃまた、どういう意味かねぇ?あ?」
ギルフが女を睨みつける。
「まだまだ、未熟そうな子ってことよ!」
言うなり、女がトランプのような物を空中にばらまいた。
!!?
「舞うは!!!炎牙の轟き!!!」
トランプのような物が見る見る、炎の牙に変わりギルフに襲いかかってきた。
「ディグラス!」
ギルフがリザードマンの拳で炎牙が弾き飛ばした。
女が少し驚く。
「あら!あなたスペルギアダストなのね? ふふふ・・・・いいわね。そうこないと面白くないわ!!!!!!!!」
女が飛び出した。
次は、トランプのような物が無数の氷の矢に変わる。
「氷雨のち痛み!!!!」
矢が一斉に飛び出した。
「スペルギアファイナル!魔群召!!!!!!!!!」
ギルフが大量に分身した。
「うおらあああ!!!!!!!!」
大量のギルフが次々と氷の矢を砕く。
全て矢を破壊しギルフが叫ぶ。
「どうだこら!!!!!」
女がニヤリと笑った。
「気を取られすぎよ。」
!?
気がつくと、大量のギルフを囲むようにして複数のトランプのような物が陣を組んでいる。
「唸れ爆雷の陣!」
女の叫びと、同時に陣が爆雷を帯びる。
「やばっ・・・・・・・・・・」
ギルフは、閃光にに包まれた。
ランクガンが膝をついた。
「その程度か?七仙騎が聞いて呆れる。」
ローゼントがタクトを回す。
「ちぃ!」
ランクガンは、上半身をひねり、回転を利用して、なんとか攻撃を交わす。
「当たれば、楽になれたのに。」
「あいにく、楽になりたいとは思わない性分でね。」
ランクガンが地面に拳を叩きつける。
すると、地面から岩石が次々と飛び出して、ローゼントを襲う。
「なっ!?」
ズガーン!!!!!!!!!!!!!!
「まだ、抵抗するか・・・・・・・。」
ローゼントが立ち上がる。
「諦める訳にはいかなくてな。」
ランクガンは、拳を固めた。
「なんか、ヤバいことになってるな。」
ヤンバキアを見下ろす丘の上でガダルが呟いた。
「むしろ、潰れてくれた方が好都合だがな。」
イザークが言った。
ガダルがヤンバキアに背を向ける。
「イザーク。行くぞ。」
「あぁ。」
二人は、次の任務のために歩き出す。
世を闇に染める。ガウディオスは、着々と準備を進めていた。
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