五十五章「GINGARUFU」
「なんだオメー?大層なあいさつじゃねーか?あ?」
ギンガルフがカリアを睨み付けた。
「なんだは、こっちのセリフだ!不法入国しといて、なんだその口は?直ぐにぶっ飛ばしてやるよ!」
言うなり、カリアが飛び出した。
カリアが両手を広げると、影の中からヴェラータ・ディウスとエレグ・ドラスが現れた。二本の剣を握り、カリアが叫ぶ。
「エレギラン!」
二刀流のユニゾンマジックが発動して、爆雷と爆炎の渦がギンガルフを包み込む。
ズドドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「やったか。」
しかし、
「生ぬるり~炎だなあ!雷は効いたけどな~!」
!!!!!!!!
爆炎が見る見るうちにギンガルフの肉体に吸収されていく。
「大宝神具の魔法特性の一つに同種の属性の魔法を吸収するのがある!」
ギンガルフが笑う。
「マジか!!?」
「今度は、こっちからいくぜ!!!!ディグラス!」
!!
ドガガガガ!!!!!!!!!!!!
爆音が響き、ギンガルフが竜の様でも、又別の生き物にも見える不思議な魔物に変身した。
「あんたもスペルの人間か。」
カリアが構えた。
「ギヒヒヒャヒャ!!!!!!!!!!」
ギンガルフがマグマを帯びた拳でカリアを殴りつける。が・・・
ガシッ
「なっ!?」
カリアは片手でギンガルフの拳を受け止めた。
「うおらあああ!」
そのままカリアは、ギンガルフを投げ飛ばした。
ドガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
変身して巨大化したギンガルフの肉体が地に叩きつけられて地響きを立てる。
「ぐるあああ!」
ギンガルフが起き上がる。そのままギザギザの尾をカリアに叩きつける。
「ぐあっ!」
カリアが叩きつけられた。
「っ!」
カリアが影になり、素早くギンガルフに接近する。
「ちょこまかと!!!!!!!!!」
ギンガルフが影に拳を叩きつける。すると、影がギンガルフの腕を伝い肩の所に止まる。
!!?
そこからカリアが飛び出して、ギンガルフを殴りつける。
「ぐがっ!」
ギンガルフの反撃を交わして再びカリアが影になる。
「すごい。」
エミリーネが呟いた。
「うおらあああ!」
ドガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔力を込めた一撃がギンガルフを吹き飛ばす。
ギンガルフが叫んだ。
「スペルギアファイナル!!!!!!」
カリアも叫んだ。
「スペルギアファイナル!!!!!!」
二人の間合いが縮まる。
ギイイィィィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
両者の魔力で大気が震える。
「熔炎神激拳!!!!!!!!!!!」
ギンガルフのマグマの拳がカリアに迫る。
「暗虞魂神拳!!!!!!!!!!!」
両者の拳が交差する。
カッ!!!!
辺りが眩しい光に包まれた。
光が消えた。
二人共立っていたが・・・・
ガクン!
カリアが両手をついた。
「そんな・・・・。」
フィーネが呻く。
「ギヒヒヒャヒャ!!!残念だったな・・・・・・・・・?」
ギンガルフが叫んだ瞬間。
ガキン!
ギンガルフの大宝神具が砕け散った。
!?
次の瞬間。
「ぐがっ!」
ギンガルフが大量の血を吐いた。
「バカな・・・・ぐほっ・・・・まさか。」
カリアが立ち上がる。
「最後に小細工さしてもらった。 人から聞いたんだけど、大宝神具は強力だが副作用として、破壊されるとその主も極度のダメージを受け、魔力を喪失するらしいな。」
「お前・・まさか最初から!!!!」
ギンガルフを無視して、カリアが背を向けた。
「俺の仲間を傷つけ罪だ。しっかり償いな!!!!」
「クソが・・・」
ギンガルフが倒れた。
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