三十三章「RAID」
《カリア選手!無事だ!!!!!》
「ばっ馬鹿な!あれを受けて立っていられるはずがない!!!」
メルクリアが魔力弾を飛ばす。
しかし、カリアは、剣であっさりとそれを切り裂く。
カリアが近づいてくる。
「俺もお前みたいに力が全てだと思っていた。 けどな!もっと大事なことがあるってわかったんだ!」
「ひっ! くっくるな! なんのことだ!? 力より大事なものだと? そんなものあるわけが………」
メルクリアが後ずさる。カリアが剣を構えた。
「力より大事なもの。それは!」
カリアが地を蹴った。
剣に魔力が集中する。
「くっくっ来るなあああああ!!!!!!!!!!」
カリアが剣を振り叫んだ。
「仲間だ!!!!」
カリアがメルクリアとすれ違う。
「キャアアアアアアアア!!!!!!!」
メルクリアは叫び声をあげ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その場に崩れ落ちた。
《なんという逆転劇! エインシェンターに15P追加!》
詩織が倒れた。
《ロストルーラー15P追加!》
ヤブナが振り向いて言った。
「ってことは、最後に残ったのは君と僕なんだね?」
「・・・・・・・。」
カリアが剣を構える。ヤブナは、スペルギアダストで獅子の魔物に変身していた。
「でも、残念だ。君は、もう戦えないな。」
「……………………あぁ。そうみてーだ。もう、魔力が残ってねー。」
構えた剣が消え、カリアから出るスペルギアダストの魔力も消えた。
カリアは弱りきっていた。
「また、魔力が戻ったらリベンジするからな。待ってろよ。」
カリアは、そう言ってから気を失った。
全ての選手がフィールドに集まり、バトル部門の閉会式が行われた。
一位のロストルーラーと二位のカリア達エインシェンターに賞状と賞金が授与された。
《これをもちまして、魔法闘技大会バトル部門を閉会いたします! みなさんお疲れ様でした。》
組織の男は、大会の会場の上空に浮かんでいた。
大会が閉会したのを確認すると、コートの内側からトランプを取り出して、空中にばらまいた。
「スペルギアダストを回収せよ。」
途端にトランプが様々な魔物に姿を変えた。
「世に闇をもたらせ。」
魔物達が一斉に会場のスペルギアダストめがけて飛び出した。
カリア達選手団は、強い魔力を感じて、上空を見上げた。
!!!!!!?
「なんだあれは!?」
「うっ!」
急にヤブナが頭を抱え込んでもがきだす。
「どうしたんだ?ヤブナ?大丈夫か?」
カリアがヤブナを支える。
その時、会場に無数の魔物が現れた。
空から仮面をつけた男が降りてくる。
「スペルギアダスト兵団よ!ファーストエイジのスペルギアダストを捕まえろ!!!!!!」
魔物達が選手団のスペルギアダストに狙いを定めた。
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