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ラビス・クセナキス ⑦
ラビスの第九地区での生活は続いた。
生きている限り終わることのないその日常を、ラビスは耐え続けた。
辛く、苦しい日常。
しかし、それでもラビスは、生き続けた。
第九地区での生活、日常よりも、死ぬことのほうが怖かった。
死んで、ごみや排泄物と同じ扱いを受けることのほうが何倍もラビスには怖く感じた。
いつかはそうなってしまうとしても、まだそうなりたくはなかった。
明るい未来などない。第九地区にいる限り、この先もずっと地獄が待っている。
どうすればいいのか、どうしたいのか、何一つわからない。
それでもラビスは、生き続けることを選んだ。
希望を持つことは、もう、しなかった。




