Don't lock chaos
(カオスからのお願い)
この小説を読むときは お部屋を明るくして 画面から離れて読んでね☆
私は今日も普通に街中を歩く。
たまに、子どもなんかと目が合うと一緒にいる大人が子供の目を抑える。
私は自分が好きではない。
誰もがうらやむ【パーフェクト・フェイス】に
誰もがうらやむ【パーフェクト・ブレイン】etc.
上げていけばキリがないが、早い話が
私はだれよりも優れている。
その事が辛かった。
誰かと一緒にいても常に相手が自分より劣っていると気づいてしまわないように気を使わなければならないからだ。
そもそも、完璧であるがゆえに私と「一緒に歩こう」などという存在は一人もいない。
街を歩けど歩けどもどこへ行っても周りの目線は常に私のほうに向けられている。
ミロのビーナスをも凌ぐ私を見ていたいという気持ちも多少わかるが、嬉しくはない。
しかも、私は今までに彼女ができたことがない。
おそらく女性から見れば私は『高嶺の花』なのだろうが、声すら掛けてもらえない。
いや、よく考えてみれば彼女どころか友達すらいない。
明日の今頃にはうまく笑える?
早い話が勘違い野郎です。
パーフェクト・フェイスでもパーフェクト・ブレインでもありません。
彼にもいつか友達できるかな…出来るよね、きっと☆←ワロス