性的な思い(Neoスプラッシュへ)
恥ずかしいと分かっていても、あえてそれをすることが、恋のわだかまりを打ち破り、ふたりの関係を一気に進展させることができるとしたら・・・
彼を振り向かせたり、自分の気持ちを受け止めてもらうために、こんな恥ずかしい思いをしてまで・・・という、いじらしく健気な気持ちが彼に伝わるとしたら・・・
本作「夏のいたずら」ではそこまではっきり意識したわけじゃなく、自分でもどうしたいのか分からないのに、自分の中のわだかまりが結果として、彼の前で恥ずかしい失敗をしてもいいという「未必の故意」に変わっていく様子を描いてみたつもりです。
これまでの「スプラッシュ」シリーズでは、そうやって恥ずかしいと分かっていながら恋のわだかまりを解決させたり、不安や淋しさを受け止めてもらいたかったり、甘えたりしておもらしする、そういう女の子(男の子)を描いてきました。
でも、冒頭の「スプラッシュについて」でも書いたとおり、おもらしには性的に「ドキッとする」、「エッチな気がする」感覚があります。それは見る立場だけでなく、する立場でも感じるものだと思っています。今までの「スプラッシュ」でも背景としてその要素は織り込まれているつもりですが、その「性的な感覚」にもう一歩踏み込んだ小説を書いてみたいと思いました。それはもしかしたらR15の域を超えてしまうかもしれないので、R18の新たな「Neoスプラッシュ」シリーズとしました。
※こちらはムーンライトノベルズにて連載中の「Neoスプラッシュ ~失禁(おもらし)が織り成す恋愛小説~」をお読みいただけると幸いです。
こちらの「スプラッシュ」シリーズのほうも、いずれ続編を書きたいと思っていますので、ともにどうかよろしくお願いいたします。