とある男子校生とその彼女の話
「Good morning my friend.」
発音いいな、おい。
「おは。無駄に発音いいのなんなん?」
「さて、ちょっと話があるんだけど」
「無視するな」
…嫌な予感がする。
「俺の彼女が可愛すぎる」
「全力でその話を聞くのを拒否する」
予感が当たったんだけど。
ん?待て
「おい、彼女?」
「うん」
「お前彼女いたの?」
「あれ?言ってなかったっけ」
「き〜さ〜ま〜」
「やべ」
こ⭐︎ろ⭐︎す
「お〜どしたどした」
「おい、同志よ。聞いてくれ」
「なんだ」
「こいつ彼女いる」
「よし、シベリアか北か。どっちがいい?」
「どっちも嫌だよ!」
飛べない豚に送りつけてやる。
「まあ、惚気を聞かせろ」
「は?こっちが吐血するだけだぞ」
「吐糖しようぜ」
俺はなろう厨じゃねえんだけど…
「いや、惚気はいいけどね。そっちのメンタルは大丈夫?」
「こちとらなろう厨やぞ舐めんな」
「わかった」
いや、俺は!?
「俺は!?」
「お前は大丈夫だろ」
「大丈夫大丈夫」
「……諦めよ」
全力で吐血してやる
「付き合った経緯はあっちから告白してきたんだけど」
「はぁ」
◯ね(純粋なる殺意)
「そもそもが幼馴染で実は俺も好きだんだよね。いわゆる両片思いってやつ」
「へぇ」
首くくって死んだらええねん(ドブカスの魂)
「身内贔屓?があるかわかんないけどとてつもない美少女でさ」
「ふぅ」
つっつつつっつっつ
つっつつつっつっつ
F◯◯K!(煮詰まり切った憎悪)
「でも、自己肯定感が低くて。俺の好みにすごい合わせようとしてくるんだよね」
「そこが健気で可愛くて!俺はもう、彼女が彼女であるだけで幸せなのに」
「ほぉ」
「コーヒー飲むか?」
「いらん」
コーヒー苦手なんだよな。(厨二だが甘党を優先するプライド)
「この前も生涯の全てを捧げるから離れないでとか言ってきてさぁ」
「ヒュー…ふぁ!?」
ヤんでね?それ
「愛されてんなぁ」
じゃないじゃない病んでる病んでる!
「だよねぇ。俺もできるなら1分だろうが1秒だろうが離れたくないけど彼女を養うためにいい仕事着かないとだから大卒まではしないといけないんだよね〜」
「捧げるのは俺の方だから彼女の方は捧げなくていいんだけどね」
「重い重い」
「なあ、今スマホいじってんのは?」
「ああ、彼女を不安にさせないためにずっとメール打ってる」
「会話成立してんの?」
「もちろんだよ」
病んでる病んでる
「やっぱ閉じ込めとこうかなぁ?」
「なんで?」
「いや、だって心配じゃん?あんな可愛いから外に出て雄豚どもから気持ち悪い目線に晒されるでしょ?どんな拷問だよ。彼女の学校は女子校だけど女子同士だからって性的に見られないとは限らないし。てか、彼女がどんだけ小さくても怪我したら俺耐えられないよ?そもそも外に出るだけで日焼けとかで皮膚が痛むんだし。外には黄砂、ウイルス、細菌とかがうじゃうじゃあるんだから。不安にもなるよ。まぁ、でも彼女が俺を養うために学校に行くって聞かないから渋々行かせてあげてるんだけどやっぱり彼女が不安になったりするなら閉じ込めて俺も通信学校も使って24時間365日ずっと一緒にいたほうが良くない?」
目のハイライトがなくなってる…
こっわ
「重いぞ」
「え?普通じゃない?」
「どこがやねん」
「◯ね」
どうした急に
「あまり強い言葉を使うな…」
「弱く見えるぞ」
「いや、ちょっと俺の彼女に近づく豚が2匹ほどいたから養豚場へ帰しといただけだよ」
「養豚場(意味深)」
俺が変?
俺が変なの?これ?
ん?なんか落ちたな
「なんか筆箱から落ちてきたんだけど」
「なにこれ」
「盗聴器だね」
「「「………」」」
「俺もか…」
この3人はイケメンとする




