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お盆が来ると

作者: 武田道子
掲載日:2023/07/12

お盆が来ると





逝った人のことを思う

当たり前のことなのに

崖から深い海に落とされたように

ぐらりと心の海が大きく揺れる

大気圏から外れて

宇宙のど真ん中に捨てられたように

ざわざわと不安の波が広がる




「もう・・・本当に会えないのだ」

誰かにとって大切な人たちが

日に日に旅立つ

強制的に・・・

ただ一つ暗黙のうちに約束されている

全ての人間に共通な決まり




静かな穏やかな日に

静かに穏やかに

プツッと心に針が刺さる

本当に、本当に、本当に、

いなくなってしまった人たち




あまりにも当たり前のことなのに

突然目の前に突きつけられる

事実に

あたかも初めて知ったような

驚きを感じる




全て流れの中の一部に過ぎない

生と死

人にしろ、何にしろ

終わりという世界だけが

永遠を広げていく




供養はなくなった人へのものではなく

自分の心を癒すもので

心に浮かぶ人たちを偲ぶのは

亡き人たちとの絶たることのない

私との永遠の繋がり



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― 新着の感想 ―
[良い点] 思わず、 うんうん、と頷いた詩です。 しっかりしたテーマと なめらかな文章が、やはり好きです。 お盆かぁ、と、思い出すように、 日々の慌ただしさにいることも 思いました。 どんな人とも、…
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