孤児院のあれこれ
三人称支店が読みずらいということだったので、今回から主人公であるルーテシア目線でのお話となります。
まだ慣れていないので、読みずらいと思いますが、ご了承ください。
祭りから帰って来た私たちは、コルニルさんに楽しかったことなどを話していた。
「コルニルさん、私女王様に笑いかけてもらったんです。」
「それはよかったね。美しい方だっただろう?」
「はい。とても美しくて、とても優しそうな方でした。」
私は、女王様に笑いかけてもらったことをコルニルさんに話した。
「女王様に笑いかけてもらった時、胸の奥がとても温かくなったんです。でも、この気持ちが何なのかわからないんです。」
「それは私にもわからないね。ただ言えるのは、悪いことじゃないんじゃないかな?」
そう言われて私は、少しほっとしました。
祭りから数日経ったある日、いつも通り朝支度をしていると、コルニルさんが出かけようとしているのを見つけた。
「コルニルさん、こんな早くにどこ行くんだろう。」
コルニルさんに話しかけに行こうと近づくと、玄関に誰かいるのに気がつきました。コルニルさんはその人と話しているようですね。
「・・・・のことだが、・・・・・が女王」
少し遠くてわからないですが、女王様のことを話しているようですね。
「ルーテシア・・・・もう少し・・・・」
今私の名前が聞こえたような気がしますが、気のせい...ですよね。
「では、行きましょうかコルニルどの。」
「ええ。」
そう言ってコルニルさんは、出かけて行った。
「皆、起きて朝だよ」
コルニルさんが出かけたあと皆を起こしに行った。
「まだ眠いよー」
「もうちょっと、、、、すぅすぅすぅ」
「駄目だよ朝ごはんはみんなで食べなきゃ。ほら起きて」
「ルーうるさい、寝れない。」
「もー、リンまでそんなこと言って。」
皆昨日の祭りではしゃぎ過ぎて疲れてるみたい、でも皆でご飯を食べる、それがこの孤児院唯一の決まりだから。こうなったら
「起きない子は今日のご飯はは無しですからね。」
「それはダメええええ。」
「冗談ですよ、皆起きましたね、着替えて食堂に行きましょう。」
そんなこんなで、食事をした後私はコルニルさんと謎の人物の会話について考えることにしました。
「私と女王様の輪話って何なのかしら。リンに相談....はできないよね。」
「私がどうかしたの?」
「リ、リン、いつからそこにいたの?」
「ついさっきだよ。それで、どうしたの、何か悩み事?」
「ううん、何でもないのなんでも。」
「そう?何かあったら言ってね、いつでも相談に乗るから。」
「うん、ありがとう。」
リンには悪いけど、これは私の問題だから。
それから、しばらくたってもコルニルさんは戻ってこなかった。
ある日の夜
「コルニルさん、どこ行っちゃったんだろう。」
「わからない、でも、コルニルさんならきっと大丈夫よ。」
「そう....だよね。」
「それよりも、コルニルさんがいないのに、ここがつぶれないのはなんでなんだろうね。」
「そういえばそうだね。多分コルニルさんがお金を回してくれてるんじゃない?」
コンコンコン
「!?」
私とリンは、ノックに驚いた。
「こんな時間に誰だろう、コルニルさんじゃないよね。」
「うん、コルニルさんだったらノックなんてしない思うから。」
私たちは恐る恐る玄関に近づいた。
「誰ですか?」
「サンジェロ孤児院はここで合ってるかな?私はネリウス、コルニルに頼まれてここまで来たんだけど」
「本当にコルニルさんのお知り合いの方ですか?」
「本当だよ、ほらコルニルからの手紙もある、これで信じてくれないかな。」
「リン、この字ってコルニルさんの字だよね。」
「うん、前にコルニルさんが作ってる書類を少し見ちゃったことがあったけど、その時時と同じだと思う。」
「信じてもらえたなら、そろそろ入れてほしいんだけど、いいかな。」
「すいません、すぐ開けますね。」
「ありがとう。」
コルニルさんの手紙は
(皆、急にいなくなってすまない。私はまだ戻れそうにない、だからネリウスが孤児院の臨時の責任者になる。)と書かれていた。
ここまで見てくださった方、本当にありがとうございます。
話が端折りすぎて内容が薄くなってしまったと思います。
次回は、サンジェロ孤児院のこれからのお話の予定です。
ps:登場人物のちょっとした設定などを1話部分に追加しましたので見ていただけると幸いです。