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電車メーク〜超短編集〜

掲載日:2009/09/03

 『ゴッホ』



 美術館で――

「ウーン、ゴッホ……」




「ゴホッ、ゴホッ、せきが止まらん。新型インフルエンザにかかったかなあ」




 『ムンク』




画商「先生、また『叫び』を描いてるんですか」

画家「何かムンクあるか?」




 『ダリ』




「あんた、ダリ?」




   ^^’




『幼なじみの葬儀』


 棺の前で――

友達A「かわいそうに、孤独死やったんやてなぁ」

友達B「こんなにやつれてしもうて……、あいつやて言われなんだらわからへん」

友達C「遺族はだれもおらへんし、さびしいやろ」




友達A「こいつ、いたずら好きやった。マジックでメガネ描いたろ」

友達B「子供のときみたいにして送ったったら喜ぶやろ。わしも、ヒゲ描くワ」

友達C「これも愛情の表現や。よっしゃ、おれも、かわいいほっぺに赤丸を……」




葬儀社の人「失礼ですが、皆様のお友達はお隣でございます。こちらは、○○親分様のご葬儀会場で」

友達A「えっ!」

友達B「うわっ、手下みたいなのがようけ入って来よった」

友達C「あ、あかん、ショ、ションベンが止まらへん」


葬儀社の人「えらいこっちゃ、棺おけ三つ残ってたかなあ」




 『カラーパンツ』




女A「ちょっと見て、このパンツどう?」

女B「いい色ねえ」

女C「S&M製?それともシロクロの? わたしも欲しいわぁ」




女A「あの男の子のもすてき、きれいなブルー」

女B「ホント、こっちの子のワインレッドもいいわ」

女C「ねえ、見て、見て。ちょっとO脚で歩いてくるけど、あの子のイエロ……」




女A、B、C「うわぁ、もらしよったんや、キッタネェー。逃げろー!」




『電車でメーク』




「恥ずかしくないんだね、電車の中でメークをするのが」

「もはやわが国の通勤文化だ」

「小学生まで、やってるんじゃないか」




「ずっげェー、見ろ、見ろ」

「うーむ、ここまで来たか」

「うわっ、電車の中で整形手術してる!」





 『行きずりの女』




男A「わっ、男かと思った」

女 「まあ、失礼な、フン」




男B「わっ、女かと思った」

女 「……」(- -メ)ピキッ!




 『行きずりの男』




男A「わっ、女かと思った」

その男「フン」(`へ´)




男B「わっ、男かと思った」

その男「ウフン」(*^.^*)


       (おしまい)


〔これらのお話はフィクションであり、実在の人物、団体とは関係ありません〕



 次の作品もよろしく。


 ●超短編集 『美しい水車小屋の娘』『虹色のくも』『はだかの王さま』『森の熊さん』『うさぎとかめ』『アラジンと魔法のパンツ』『早すぎた埋葬』

 ●千鶴と美里の仲よし事件簿 『尿瓶も茶瓶も総動員、人質少女を救い出せ』『グルメの誘いは甘いワナ』『昔の彼は左利き』

●前期高齢少年団シリーズ 『ケータイ情話』『ミッション・インポシブルを決行せよ』『車消滅作戦、危機一髪』『秘密指令、目撃者を黙らせろ』『さよならは天使のパンツ大作戦』

(上段もしくは、小説案内ページに戻り、「小説情報」を選んで、作品一覧からクリックしていただければ、お読みになれます)



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― 新着の感想 ―
[一言] 爆笑!!!です。おとっつぁんが喜ぶネタが満載ですね。すてき。
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