第5話 同盟締結と新たな召喚者達8 真の力を出すか否か(キャラ名版)
ミオルディア「発案当初は出発点と到達点に術者がいないと無理じゃったが、今は術者自体が移動先を知っていれば問題なく移動は可能じゃな。」
ティエメドラ「ですね。それに魔法自体を改良したので、当初消費した魔力よりかは遥かに激減しています。連続での使用も可能かと。」
ヴィエライト「まあ更なる改良も可能なので、より一層使い勝手が良くなるとは思います。」
ミスターT「・・・正に創生者だわな。」
本当にそう思う。3人が挙げた内容は、一介の人間には理解不能の領域の話だ。まあ3人とも獣神であるため、そういった行動は可能ではあると思う。更にティルネアも携わっているので、更なる改良が可能になるのだと思われる。
同時に、これが悪党共に用いられる場合が怖ろしい事になる。しかし、誰でも用いる事が可能な業物にするには、どうしても避けては通れない道だ。敵側が転送魔法を常用してくるのを見越して動く事も留意しないといけない。
これは地球での各種兵装も同様の流れだ。特に絶対悪たる核兵器が正にそれになる。兵器絡みの概念に関しては、本当にイタチごっこの連続だと言うしかない。同時にそれが当たり前であるとも言えるのだから。
何にせよ、創生者の役割は非常に痛みを伴う行動を強いられる。しかし、それこそが創生者たる所以とも言える。ティルネアの双肩には相当な重圧が掛かっているのは言うまでもない。
レメネイス「・・・非常事態には、“我ら”も介入しようと思います。」
茶菓子を漁りつつ、静かに語りだすはレメネイス。その声色は幼子の風格から出るものではなく、まるで成人女性が発しているかのものに聞こえた。そして、彼女の眼光は非常に力強く鋭い感じである。
ミスターT「“我ら”と挙げたが、それは竜族一族が加勢するという事か。」
レメネイス「はい。既にどちらが善悪なのかは明白かと。我ら竜族は世上の調停者と裁定者を担う存在でもありますので。」
ミスターT「そうか・・・。もしその時に至ったら、よろしく頼む。」
あまりにもの気迫にそう挙げるしかなかった。彼女の思いは恐らく重い腰を上げた感じになる。ティルネアからも伺ったが、竜族は世上の調停者と裁定者を担う存在だからだ。
その圧倒的な戦闘力を以てすれば、世上の紛争など即座に壊滅できる。それこそ赤子の手を捻るようなものだ。3大獣神が束になって掛かっても、竜族総意に勝てるかは分からない。それだけ絶大な戦闘力を有している。
そんな彼女が今の発言をしたのだ。そこに込められた思いは、一介の人間たる俺には到底理解できない領域だろう。できれば、彼女達の力量を使わずに穏便に済ませたい所だが。
ティルネア「心配ありませんよ。マスターが本気を出した場合、恐らくここに居る誰よりも危険な人物と化しますので。」
ミスターT「・・・それは“本来の獲物”を繰り出しても良いという現われか?」
ティルネア「ええ、そうなります。」
更に怖ろしい事を語りだすのはティルネア。今この場に居る面々の中で、一番の実力者は俺だと挙げたのだ。それにレメネイスは無論、ミオルディア・ティエメドラ・ヴィエライトは非常に驚いている。
彼女達の言わば初見的な解釈からすれば、俺の見てくれは巨漢ながらも優男に映るだろう。単体の戦闘力に関してなら、竜族達や3大獣神にすら敵わない。創生者ティルネアもしかり。下手をしたら、メレネア達魔大陸の面々や、シュネリア達帝国の面々にすら劣るだろう。
そもそも、俺自身は生粋の戦闘家ではない。体格が優れているだけで、単体の戦闘力では一般人に等しい。一応警護者の役職には就いているが、その場合は“本来の獲物”を使ってこそ真価を発揮する。携帯方天戟は防御策にしか回せず、同獲物での戦闘は非常に厳しい。
そんな俺を誰よりも強いと挙げたのだ。自身の戦闘力をそれなりに自負している4人からすれば、それほどまでの存在なのかと訝しげに思うだろう。
ただ、ティルネアが挙げたそれに対して、俺は“本来の獲物”を繰り出しても良いのかという点を示した。それに対して、直ぐさま肯定しだす。つまり、本物の戦い方をしても良いという現れだ。
一応、自身の身体には隠し武器たる獲物が4つほどある。その力量は恐らくベイヌディートの何ものにも勝るだろう。更にティルネアが断言している部分からすれば、これは恐らく今後の流れに所以してくる。
推測の域だが、以前彼女が“奥の手”と挙げた部分に、新たな獲物を持たせるなりの行動を取らせるのだと思われる。まあ今は奥の手として留めておくが、ここまで確信的に語るのを見れば、それが確信論に変わるのを痛感させられた。
同時にそれは、今後の戦いが更に激化する現れだとも言える。だからこそ、奥の手を出してまで勝ち切る事を選んだのだと思われる。でなければ、創生者たる彼女がオーバードーズ的な力量に手を出す事は絶対にしない。
ミスターT「・・・委細承知した。お前さんがそこまで決意を固めているなら、俺は俺なりの生き様を貫くのみ。」
ティルネア「それこそ、真の遂行者です。大いに期待していますよ。」
ほぼ全てを察知し、それらを受け入れる事を示した。やるからには徹底的に動け、それを自然と案じさせてくる。すると、それこそが俺の役割だとも挙げてきた。ティルネアらしい言い回しだが、その表情は非常に申し訳なさそうな感じだ。
それでも、全ては異世界ベイヌディートの世上のため。創生者の役割を担っている以上、如何なる手段を投じてでも動かなければならない。それが非道な行動であろうとも、だ。
ならば、それに応じるのが遂行者たる存在だ。警護者の生き方にも帰結してくる。そして、俺の生き様にも直結してくるのだから。何ともまあな感じだが、それが今の俺の使命だわな。
第5話・9へ続く。
獣神達と竜族の本気は、恐らく劇中では最強クラスの力量を放つかと。同時に過剰な力量は破滅をもたらすとも。非常に扱い辛いものですが、そもそも警護者所属の主人公の力量自体がぶっ飛んだものとなりますので。上手い具合に相殺し合えればと思う次第です@@; まあ探索者側では凄まじくぶっ飛んだ仕様が横行しているので、致し方がない感じですがね(-∞-)
しかし、詳細描写を前面に出してのカキカキだと、進捗が思うように動きません><; まあでも、これこそが本来の小説の在るべき姿だと思いますし。今後もこのスタイルを中心として進ませていきます(>∞<) まだまだ課題は山積みですわ@@;




