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覆面の苦労人 ~遂行者代理の生き様~  作者: バガボンド
第2部 種族間の交流
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第5話 同盟締結と新たな召喚者達7 憤る者達と頭の姿勢(キャラ名版)

ミスターT「これで、実質的に課題は攻略し切った感じか。」


 エーディスリーア帝国の庭園にて休息を取る俺達。城下町にいる面々も訪れてきており、かなり賑やかな様相となっている。先に挙げたご家族の問題などが解決したため、トーラやルデ・シスターズの表情が非常に穏やか極まりない。


リドネイ「最大の課題はトーラ様のご家族の件でしたからね。それが解決した現状、後は王国への対策となるかと。」

セアレス「一段と厄介な相手になるのは言うまでもありません。独断と偏見になりますが、即刻潰すべきだと思います。」

ミスターT「セアレスさん、ステイステイ。」


 散々苦渋を飲まされ続けてきたからか、王国への怒りが半端じゃないセアレス。戦闘狂な感じの言い回しをしだしたため、宥めつつ落ち着かせる。ちなみこれ、身内の1人が良く使うネタの1つである・・・。


 ただ、彼女の過激な発言は理に適ってはいる。今後の戦乱を助長させる意味合いを踏まえるとなると、即刻壊滅させた方が断然良い。先のティルネアが挙げたのと同じで、目の前の悲惨よりも未来の悲惨をなくす、これである。


 まあだからと言って実行する訳ではない。そう言ったプランもあるという感じである。故に彼女を宥めて落ち着かせた訳であるが。


メレネア「相手がボロを出した瞬間が勝負所になるのですけどね。」

シュネリア「そこまでの誘導尋問的な流れが難しい訳ですけど。」

ミスターT「はぁ・・・一国のリーダーが挙げるべき話題じゃないわな。」


 徐に一服しつつ、メレネアとシュネリアが語った内容に呆れながら返した。リーダーたるもの、何事も落ち着いて動くべきだと思うのだが、それを度外視した過激的な考えだ。


 しかし、これもセアレスの言動に十分当てはまる。即刻壊滅させれば、要らぬ被害を出さずに済むというもの。実に理に適ったものだが、実際に行動するのは大問題だらけである。


 まあこれは警護者の世界にて何度も遭遇したものでもある。各事変を即座に解決させるのであれば、親玉を暗殺などで抹殺すれば済むのだ。無論、それを実行した事は一度もないが。ただ、可能ではあるという事になる。それだけの力量を持つのが警護者軍団なのだから。


 セアレスもメレネアもシュネリアも、実際にその実力を有している。だからこそ、端的に解決させるのなら即断実行すべきだと挙げたのだ。彼女達の心情は痛いほど理解ができる。


ミスターT「まあでも、何らかの弱みには付け込みたい所だが。」

ミューテ「それを探るのが非常に至難の技なのですけどね。」


 俺達が庭園に到着した後に現れたミューテ。巨大なカートを引いているのだが、そこには色々な茶菓子や飲み物が並べてあった。元男爵家の主ではあるが、まるで熟練のメイドの様な立ち振る舞いである。


 そう言えば、彼女やセアレスはこうした裏方の行動が好みらしく、城下町で雑用をしていた際は率先垂範して行動していたとの事だ。何とも貴族らしからぬ言動と言うしかない。


 だが、貴族や王族は民に尽くしてこそである。それを地で行く感じの彼女達なのだから、真の貴族や王族と言うべきであろうな。ちなみに、シュネリアやアリベアも同じ行動をするクチである。無論、魔王メレネアと大魔王ネティレスもしかり。


 リーダーが率先垂範して模範となる行動を繰り広げる。雑務を行うその姿は、部下達からは大変ウケが良いとの事だ。まあ頭がそういった行動を取るのは希になるので、その点だけでも大きなプラス要素になると思われる。


 それにこれは彼女達だけの問題ではない。誰しもが率先垂範して動いてこそ、世上を回す力量へと化けていくのだから。その部分だけは俺も肝に銘じ続けたいものである。


 まあともあれ、身内の面々が知ったら大絶賛しそうな女傑ばかりだわ・・・。



 ミューテが手配してくれた寛ぎセットを堪能しつつ、雑談と言う名の作戦会議は続く。最大の課題はクレデガレア王国の問題だろう。同国が何時どのタイミングで侵略してくるのか。


 ただ、相手の総合戦力はこちらより遥かに弱々しい。先日の悪役令嬢事変に窺えたが、あの程度の戦闘力では他国に侵略できても1国ぐらいしか挑めない。防衛の問題もあるのだから、総戦力を繰り出すのは不可能だ。


 対して守る側のこちらは、エーディスリーア帝国の総戦力に同盟国の魔大陸の総戦力だ。その対比は赤子の手を捻るかの様相である。特に魔大陸の総合戦力は帝国より遥かに上回る。侵略するなら同等の戦闘力を持つ以外に方法はない。


 ただし・・・もし次元を超える戦闘力を持ったとしたら話は別だ。その懸念点はあるにはあるが、今の異世界ベイヌディートの様相を窺う限り可能性は限りなくゼロになる。その部分は創生者ティルネアも気にしているようだが、大丈夫だろうとの事である。


 まあ地球の軍事力クラスの力量が現れれば、王国の総合戦力は凄まじいまでに膨れ上がると思われる。ケタ違いの力量になるのだからな。まあそこは今は気にしなくて大丈夫だろう。


ミスターT「ミオルディアさんや、転送魔法の運用はどんな感じだ?」

ミオルディア「そうじゃの・・・。」


 茶菓子を漁りながら、転送魔法に関して挙げてみる。相手は同技に関わるミオルディア。優雅に紅茶を啜りながら、今の様相を語ってくれた。ティエメドラとヴィエライトも補足としている。


 現状の決定打と言える転送魔法群。これの総括を務めているのは、ミオルディアを筆頭とした獣神達。ティエメドラとヴィエライトも携わるようになったため、その運用法は相当な領域に達しだしている。


 そもそも長距離移動を短時間で行う手法など、現状は全く以て存在しない。最速であれば、帝国の竜騎士軍団による空輸ぐらいか。それでも運べる量には限界があるため、戦術的には有効でも戦略的には有利にならない。


 ベイヌディートでの各国への移動は、長い時間を掛けてのものになる。徒歩か馬車などで動くしかない。実際にラフェイドの街から王国へ、また同街から帝国へは相当な日数を要したのを実体験している。更に魔大陸には時間を要する事も把握済みだ。


 その時間を短期間で済ます事ができるのが、時間魔法と空間魔法を合成した転送魔法だ。これがどれだけ凄まじい力を持っているのかは、ほぼ言うまでもないだろうな。


    第5話・8へ続く。

 過去を振り返り憤る者達と。まあこれは自分も当てはまるので、何とも言い難い感じですが・・・(-∞-) しかし、それらに縛られて苦痛に苛まれるのか、または苦節を糧として喰らい尽くし、前に進む起爆剤に変換していくのか。これはリアルでも当てはまる概念だと思います。最後は自分自身との対決に至りますし。


 それと、第5話の「同盟締結」のサブタイトルを「同盟締結と新たな召喚者達」に変更しましたm(_ _)m 何故このタイトルになったかは、ご想像にお任せします(=∞=) ええ、そろそろ切り札を投じようかと思いまして@@; それにラスト直前は彼らがいて、次作の警護者へと流れていきますので。どうしても改修したかった感じでした><;


 ともあれ、ここから一気に佳境に向かっていければと思う次第です。勢いに任せて書き綴れれば幸いですにゃ(>∞<)

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