第1話 謁見と恩賞5 神獣の巫女(キャラ名版)
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こちらは最初から詳細描写がある分、色々と発展できるのが利点ですね@@b 風来坊・警護者・探索者はそれを行わずに開始したので、途中から改修するのは難しいですし><; 悩ましい限りです(-∞-)
シュネリア「わ・・・私が、神獣様の巫女・・・。」
ミスターT「ああ、お前さんにこそ相応しいと思う。」
俺の提言とヴィエライトとミオルディアの発言を伺い、絶句しているシュネリア。だが、これがこちらの恩賞としたい。俺自身のためではなく、周りへの気配りである。見事なまでの屁理屈である。
しかし、これが今現在の一番良い方法だ。力が得られるのなら、それに越した事はない。何でも使ってこそ、真価を発揮するのだから。ならば、俺はありとあらゆる手段を投じる。
ミスターT「それと同時に、ナーシャも神獣の巫女にしてくれ。」
ヴィエライト「ふむ・・・。」
ミオルディア「・・・お主の考える事は、全く以て予測不可能じゃな・・・。」
ミスターT「全てを見越して動かねば、相手に寝首を掻かれる。油断は禁物よ。」
先を見越した展開も、しっかりと伝えた。それに呆れ顔のヴィエライトとミオルディア。いや、彼女達の呆れ顔こそが、敵にとって特効薬そのものとなってくる。正に太鼓判を押してくれた感じだ。
また、ヴィエライトの属性の関係から、ナーシャが該当するのが十分肯ける。リドネイには悪いが、彼女は魔獣側の気質が似合うからな。既に魔獣の巫女であるのも証拠である。
ミオルディア「あい分かった。妾に出来る事は、今後何でも致そうぞ。」
ヴィエライト「了解です。では、シュネリア様とナーシャ様に神獣の巫女になって頂きます。」
ミスターT「恩に着るわ。」
ミオルディアには、今後の魔獣の巫女の確約をした。何れ該当者が現れた時、リドネイと同じ様に巫女に抜擢すれば良いだろう。
今は、シュネリアとナーシャに神獣の巫女になって貰う。ヴィエライトとしては、初めての巫女の存在だ。幾分か緊張しているのが窺えた。
ミスターT「ちなみに、ラシェス・リェセナは、神獣の巫女の補佐で頼む。」
一応の補足として伝えておいた。シュネリアの右腕と左腕の両者も、神獣の巫女に等しい実力を有している。そんな2人なら、巫女の補佐として活躍しても問題ない。
俺の発言に、驚愕の表情を浮かべる両者。だが、シュネリアの方はニヤケ顔を浮かべて、諦めろと一蹴していた。何と言うか、一蓮托生と言うべきだろうな・・・。
ただ、シュネリアの周りの面々も、それなりに強くなければならない。ラシェスとリェセナの強化も、何らかの形で実現させた方が良いだろう。
とんでもない展開になったと、帝国在住の面々は思ったようだ。だが、それは決して自分達を裏切る事はない力である。むしろ、今後を踏まえれば、絶対に持っていたい業物だ。
何度も挙げるが、あれだけの超絶的な力を王国側に見せ付けたのだ。イレギュラー扱いになったのは言うまでもない。必ず手を出してくると確信している。問題は、どのぐらいの猶予があるかどうか、である。
形振り構わずの流れなら、如何なる手段を投じてくるか分からない。ならば、こちらは可能な限りの強化をし続けるのみだ。現に今の帝国なら、加勢しても何ら問題はない。
一方に肩入れするのは、遂行者としてマイナスである。しかし、敵対勢力が極悪と判断する事ができるなら、極善の味方勢力に加担するのが筋だ。一切の苦悩は不要、実働あるのみ。
簡単な謁見は終わり、急遽ヴィエライトによる神獣の巫女の啓示を行う事になった。過去にミオルディアやティエメドラが行ったと同じく、数分で終わる行動である。
そこで、更に意表を突く行動を考えてみた。それは、シュネリアとナーシャだけではなく、ラシェスとリェセナも神獣の巫女にしてはどうだと挙げてみた。
先程挙げたのは、2人は神獣の巫女の補佐という、暫定処置的な感じの役割だ。実際の巫女ではないため、特殊な力は宿る事がない。ならば、いっその事巫女にすればよいという感じに至ったのだ。
一応、ヴィエライトとティルネアによる、厳正な適応力も確認した。ラシェスとリェセナはシュネリアの参謀であり、特に目立った存在ではない。唯一の点は、シュネリアに尽くし抜く苦労人の様相だけだ。
そう、それはアリベアにも十分当てはまる。それを察知したヴィエライトとティルネアは、俺の意図を汲んでアリベア自身にも神獣の巫女になるよう促した。当然、これに彼女は驚愕している。
ちなみに、巫女の位置付けだが、特に重要なポジションに至るという事ではない。3種の獣の神の代理人的な感じで、創生者ティルネアとの接点を得るためのものだ。
それに、全ての行動が終われば、その効力は無意味となる。良き盟友としての位置付けのみ残り、他の能力は失っても問題ないだろう。有り余る力は、身を滅ぼしかねないしな。
これらの特質的な力の淵源は、お互いを心から信頼し合う共助の理だ。そこさえ履き違えなければ、その能力は失われる事はないだろう。現に、全ての行動が終われば、ティルネアの存在が消えるという訳ではないのだから。
やはり、最後はお互いに胸襟を開いての対話がモノを言う。それが効かない場合は、最終手段となる一手を放つしかなくなるが・・・。色々と悩ましいものである。
ともあれ、シュネリア・ナーシャ・ラシェス・リェセナ・アリベアの5人を、神獣の巫女にする事になった。一気に5人もの巫女の登場に、帝国の戦闘力は各段に上がるだろう。
ヴィエライトの前に集まる5人。その彼女達に向けて、右手を掲げるヴィエライト。既にティエメドラとミオルディアで見たと同じ流れの、神々しい光を放ちだした。その光が5人を包み込んでいく。
既に3回目の目撃となるが、本当に神秘的としか言い様がない。これが異世界人の解釈からすれば、すんなり受け入れられるのだろう。だが、俺は生粋の地球人である。こうした超常的な力は、今だに何処か否定的な部分が残る。
まあでも、今では否が応でも思い知らされている節はある。ならば、このまま流されるのも一興だろう。そう考えでもしなければ、とても今の現状は受け入れ難い・・・。
5人の身体の発光が終わる直前、目の前に輝く物体が出現する。どれも形状を変幻自在にできる神剣だ。名前だけでも神々しい感じである。各々が神剣を掴むと、微粒子が刀身を取り巻いていく。それが鞘となるのだから、何度見ても驚きである・・・。
そう言えば、聖剣も魔剣も神剣も形状は全て同じだ。だが、変幻自在の能力があるため、ありとあらゆる獲物に変化ができる。現に、リドネイより拝借した魔剣を、魔剣方天戟へと化けさせる事もできた。
3種の獣の神や、その巫女達が持ってこそ真の力を発揮する獲物群。俺みたいな部外者が持っても、それなりに力を出す事はできた。だが、それは真の力ではない。一時的なものになるだろう。
それでも、こんな俺を受け入れてくれたリドネイの魔剣には、心から感謝したい。
第1話・6へ続く。
神獣の巫女の大量生産(何@@; こうした特殊的な存在は、1人とか限定的な人数で真価を発揮するのですがね・・・(-∞-) これを踏まえると、一種の信仰的な感じでしょうか。まあでも、そこに神秘的なものはないのは事実ですが。
しかし、苦労人も探索者も、劇中の地球組と宇宙種族組は魔法が使えていません。宇宙種族特有のテクノロジーから至る魔法的力は使えるものの、魔法自体は使えませんし。ここは自分の中での一種の縛りでしょうか。まあ流浪人や墓堀人側は完全なファンタジー作品となるので、魔法を使えたりしていますが@@;
キャラの使い回しは何時も通りな感じですが、作品による各種設定で差違を付ける感じですね。色々と悩ましいですわ(>∞<)




