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ST.3 戦い後の笑顔

「ちょっと待ってよ。君達は何で

 こんなことをするの?」


 こんなセリフに意味があるかは分からない。

 でもLv20の子達には、Lv730の

 ステータスがあれば効果があるかも。

 陳腐なくさいセリフでどこまでこの子達を

 止められるか。


「それは、先生たちが校則とか決めて

 俺らを縛るから……」


 それが苦痛に思う気持ちは分かる。私も

 割と最近まで学生だったし。でも教師という

 職業に就いて、校則とかで生徒を縛る

 気持ちがよく分かった。

 校則で縛る事によって、社会で生きるための

 重要な能力を身に着けさせるんだ。

 生徒が社会に出ても困らない様にと

 願ってわざと厳しく縛り付けるんだ。


「私たちはね、君達を社会で生きていけるように

 指導しなきゃいけないの。」


「うん。先生の言いたい事は分かるよ。」


「そう、だから私たちは皆の敵じゃない。

 味方だよ。」


「先生……

 ごめんなさい。悪い事してごめんなさい。」


 分かってくれた。普通なら、「綺麗事」だとか

 言われて反発されると思うけど、やっぱり

 ステータスのおかげかな。でもそれって

 私自体の力じゃ無いよね。


「先生、学校を俺たちで綺麗にします!」


「頑張るから待っててね。」


 でも、私のステータスのお陰で教師と生徒が

 和解できたならそれは良かった。

 私の実力じゃ無いけど、誰かが笑顔になれるなら

 それに越したことは無いよね。


「あの、ありがとうございました。私たちでは

 どうにも出来なかったのに‥‥‥」


「皆が笑顔になれてよかったです。」


 これは紛れもない本心。本当に良かった。

 あのまま教師と生徒でいがみ合ってるなんて

 絶対に嫌だしね。


「ここらの学校は中学校がほとんどです。

 どうか、他の学校もお願いします。」


 頭を下げられてしまった。流石に頭下げられて、

 「無理です」は駄目だよね。それに私も

 そのつもりだし。

 

「分かりました。やってみせます。」


「ありがとうございます。」


 これで良かったんだな。やっぱ、皆が楽しく

 仲良くしてる世界の方が良いに決まってる。

 何でこの世界のこの国は、こんな風に

 教師と生徒が校内戦争という形で

 争い合ってるのかな。悩むだけじゃ解決は

 しない。とりあえずは、

 少しでも多くの学校の校内戦争を

 解決していこう。そうすれば何かを

 得られるかもしれない。


「私はこれで。笑顔で楽しい生活を送って

 下さいね。」


 ぺこりと礼をすると、教師たちが嬉しそうに

 していて、私まで嬉しくなってきた。

 やっぱり、皆が笑顔で、分かり合える世の中が

 幸せだよね。


 校舎から出て行くと、校庭に散乱した机、椅子を

 必死に片付ける生徒たちが居て、とても

 微笑ましかった。さっきまでは教師と戦うために

 結託していた生徒たちが、今は学校を綺麗にする

 ために協力しているからね。この学校の

 校内戦争を終わらせられてよかったな。


 次はどこに行こう。このあたりは中学校が

 多いって聞いたし、中学校を周るか。

 でも場所が分からない。スマホあれば

 地図とか見れるのに。この世界でも

 スマホとかってあるかな。周りの人とかは

 持ってるのかな。


 うーん、見た感じはあるみたいだけど、

 皆あんまり使ってないな。もしかしたら

 この世界では大して使い物にならない

 物なのかも。それならどうすれば

 良いのかな。電子教員免許証とかに

 何かヒント無いかな?


 あ、これ使えるかも。近くの学校リスト。

 えっと、タップしたら地図を開ける。

 これ便利だなぁ。

 電子教員免許証って何でも出来るね。

 見た感じだと免許証って以外にも

 様々な機能が付いてる。メールとか

 何やら。何でこんなハイテクなもの

 あるんだろう。


 てか、メール1件だけ届いてる。

 これは自動送信のシステムメールか。

 内容は、っと。機能についての説明ね。

 後は、これが作られた理由が書かれてる。

 「この内容は、作られた後にこの世界に

 来た者へのシステムメールに加えられ

 ます。」なるほどね。

 つまり、これが出来た理由を知っとけって

 事か。肝心の内容はどうなってるのかな。



 教師と生徒の間で起こる校内戦争を鎮めるには

 教師間の連携が必要と判断した教師側が

 研究者に製造を委託。それによって発明された。

 この電子教員免許証の普及によって教師側が

 一時期優位に立つが、生徒側の猛攻により

 現在は5分5分である。

 校内戦争が始まって現在は2年目である。



 かなり適当ね。まあでも大体は理解できたから

 良いか。つまり、生徒に負けないよう、

 教師たちが連携するために作ったって訳ね。

 だからこんなにも校内戦争に使えそうな機能が

 多いわけね。 


 さて、これ使って次の学校に行こうかな。

 次はどこがいいかな。学校によって

 危険度ランクとか付いてるし。作られてから

 およそ1年強しか経ってないのに、

 ここまで多くの学校の多くの情報があるって

 教師側の人間はよっぽど勝利を手にしたい

 みたいね。ここら辺の学校は危険度Eばっかだし

 サクッといっちゃおっかな。最短で多くを

 周れるルートで行かないと時間を損しちゃうし

 気を受けないと。時間は限られてるんだから。


 まずはこの近くにある中学校から行こうかな。

 一番近い中学校はこの道を左に曲がって

 まっすぐ進み、3つ目の角を右に曲がったら

 あるみたいだね。よし、2つ目の学校も

 皆が笑顔になれるよう、頑張ろう。

読んでくれてありがとうございます!

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