表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第二話 帰還


「ハッ!?」


 目が覚める。目の前はいつも見たような自室の屋根だった。ふと頭に手を置き考える。あれは悪い夢ではなかったのか?本当に起きてしまったことなのか?そんな考えが頭をよぎり、チラッと自分の右腕を確認する。

そこには何もなく、自分の腕があった。ふぅ…と軽く安堵の息を吐いてベッドから降りようとした時、


 コンコン


 自室の扉を叩く音がする。不思議に思い首を傾げると扉がゆっくりと開いていく。


「…起きていたのかッ!!」


 大きい声を上げて人影は部屋に入ってくる。あの影が自分に飛びついて来た時に正体に気づいた。


「エリザか…」


 そう言うと彼女は涙を貯めた目でこっちを睨むと


「本当に心配したのだぞ!?魔具に選ばれて魔導騎士の仲間入りしてからいざ故郷に帰ってこればお前が雪山で倒れて意識がないなんて!」


 一息でそう彼女は言うとベッドに顔をうずめ軽く泣き始める。

それを聞いてふと昨日、雪山に行っていたなと思い出せた。


「本当に何もないんだな!?ヴェルギル!」


 彼女は俺にキッ!と視線を向けなおすと急かすように問いかけてくる。魔具である刀を持っている彼女に睨まれると背中に微かな寒気が走るが幼馴染なのであまり気にはしなかった。

そうだと言わんばかりに俺が首を縦に降ると大きめな胸に手を当て安堵の息をかすかに吐く。

そしてかすかにこちらを見ると俺の胸に飛び込んできた。


「帰ってきたぞ!ヴェルギル!」


 彼女は笑顔で問いかけてくる。

俺はその彼女を微笑みながら見ておかえりと言った。


あぁぁ…文が短いぜぇ…(涙目

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ