王子の疑念
エレノア・サクラメントは公爵家のワガママ令嬢と聞いていたが、実際に話してみると随分と印象が違っていた、話していると勝手に僕の本音が出てしまいそうになる、気をつけなきゃまだ彼女が僕の考えに賛同してくれるか分からないんだから、それに・・・
ハリー「エレノアは全然ワガママじゃなかった」
ビクター「それは良かったな」
ビクター・ブライス ここブライス王国の国王でハリーの父親
ハリー「いや あまりに不自然すぎる」
ビクター「何が不自然なんだ?」
ハリー「学生時代はワガママで有名だったんだ 突然変わるものかな」
ビクター「女は変わるんだよ」
ハリー「僕も 本当は女なんだけど?」
ビクター「不自由を強いて申し訳無いと思っている」
ハリー「別に嫌って訳じゃ無いんだ」
ビクター「好きなのか?」
意外と男装受け入れてるしな
ハリー「はっ? 好きじゃねーし」
エレノアが不思議なだけだ
ビクター「お前は素直じゃ無いな」
ハリー「勘違いすんな」
ビクター「エレノアを調べるんだろ?」
急に目つきが鋭くなる
ハリー「そう、もしかすると平民の子と入れ替わっているかも知れない」
ビクター「平民? 何故そう思った?」
ハリー「彼女は悲しいほどの空腹を知っていると言った」
ビクター「なるほど公爵家が食糧難になった事は建国依頼一度もないハズだ」
ハリー「何かがおかしい」
王家はエレノアの身辺調査をすることにした




