アルカンシェル共和国
アルカンシェルの港に到着すると、すぐに役人に案内され馬車で迎賓館へ招かれた、公爵邸に比べると半分程度の大きさの建物だが、築年数は浅そうな近代的な建物だ
役人「後ほど外交官が来ます、それまでこちらでお寛ぎください」
ルーシー「ご案内 ありがとうございます」
エレノア「お母様はこの国に来るのは何度目なのですか とても慣れているご様子ですが?」
ルーシー「毎年来てますよ、私この国の生まれですし」
エレノア「毎年ですか・・・えっ?」
さらっと爆弾発言してますけど
ルーシー「ちなみにこの話は王様にもナイショ」
エレノア「私、少し胃が痛くなって来ました」
ルーシー「大丈夫エリー 船酔いかしら?」
お母様が原因です
ノックの音、
役人「外交官が到着されました」
ルーシー「どうぞ」
エドワード「失礼します 外交官のエドワード・ハリスで御座います」
ルーシー「一年振りですね 今日はファッションショーに来ました」
母が何を言ってるのか理解できないが自己紹介をする
エレノア「国王陛下より親善大使を仰せつかりましたエレノア・サクラメントと申します」
ルーシー「この子が今日のモデルよ」
エドワード「それは明日の新作アクセサリー展示会のことでしょうか?」
ルーシー「そうよ 良いものを沢山持って来ましたのよ」
エドワード「お言葉ですがルーシー様 貴族向けの装飾品はこの国では高価過ぎます」
ルーシー「もちろん わかています」
鞄から指輪を取り出しエレノアの指に嵌める
エドワード「これはガラス細工 細かなところまで丁寧に加工されておりますな」
原価は安いが技術料でどこまで取られるのか恐ろしい
ルーシー「このアクセサリー 一個で一万バーレル でどうかしら?」
本国では無価値だが着飾るアクセサリーなら共和国民でも十分買える値段だ
エドワード「一万は問題がありますね」
エレノア「やっぱりそうですよね」
いくら綺麗でも一万あれば平民は10日分の食事ができる流石に高過ぎる
エドワード「一部の商会が買い占めて高額転売されて社会問題になる」
エレノア「買い占め?転売?」
もっと高値が付くってこと?
ルーシー「それなら心配は御座いません」
エドワード「どういうことですか?」
ルーシー「供給体制は万全です 船に山積みにして来ました」
材料も安価なので必要なら増産も可能
エドワード「在庫が十分なら問題ありませんな」
ルーシー「復りの便には小麦を積みたいのですが 余裕はあります?」
エドワード「小麦でしたら保管庫が満杯で困るほど御座います」
交渉成立ね




