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念願の異世界転生、転生先はまさかの木!  作者: 未光
前世の話をしまようか

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2/3

俺が代わりに寄り道するから

 俺は大きく息を吸った。


「さぁどうしようか?暇すぎる」


 え、こんな暇になることあるんですか?

 異世界転生して、これから新たな人生をとかなるところじゃんか。

 な、の、に。俺は暇をとてつもなく持て余している。

 さぁなんででしょうか? チクタクチクタクチーン。時間切れ。正解は……。俺が木に転生してるからでした。

 あぁ~俺は一体誰に問題を出しているんだ。ただ虚しくなるだけじゃないか。え、もしかして前世の俺調子乗りすぎちゃいましたか?その贖罪とか……。

 そ、そんなことないですよね。ねぇ~。だって俺そんな調子乗ったか? 言い出しっぺはお前なんだからそんな知らねぇぞってそんな悲しい事言わないでくれ。

 お~い。悲しい事言ってるのはお前自身だぞ。早よ、気づけ~。気づいてるから、こんなこと喋ってんだよ~。

 はぁ。悲しい。虚しい。

 誰が念願の異世界転生をしてこんな気持ちになると思ったか。思わんよな。ほら~。

 ……。

 ほら、ここは誰も同意してないだろってツッコむところだろ。ツッコんでよ。だが、これでツッコまれたらツッコまれたらで怖い。だって~そいつ誰だよ。知らない人に声かけられるの怖いだろ。そうゆうこと。

 一人でボケるのは寂しい。寂しいのだよ。寂しい以外の何物でもねぇ。いや、虚しいも含まれてるな。そんなことはどうでもいい。

 俺に、話し相手をくだせぇ~~。

 えぇ~何々? 異世界転生させたんだからそれで我慢しろって? おいおい、そんな悲しい事言わないよな? このままだと俺、孤独死するぞ。いいのか? よくねぇだろ。せっかく異世界転生させた奴が、何もせずに、代り映えのない日々を一人寂しく過ごして死ぬでお前は本当に良いのか? よくねぇだろ。いいか、よく聞け。俺はもちろん。お前に感謝してる。

 あれ、異世界転生してくれるのって大体神様だったりするよな。このままだと俺、神様もお前呼ばわりしてる失礼な奴になるじゃないか。 

 訂正訂正。俺の願いを叶えてくれた奴に失礼なマネは出来ねぇからな。ってことで改めて神様。俺の願いを叶えてくれてありがとう。

 おいおい。これはあの時の繰り返しになる予感が……。ってことで俺は話を戻す。

 で、何の話してたっけ。チクタクチクタクチーン。温めていたのは……。俺に話し相手をくだせぇって話でした。

 え!! そんなん知ってるって? 気が合うな。俺もだ。だったらこんなことするなって? いいじゃないか。どうせ暇なんだし……。暇なんだし!!

 寄り道を沢山するにこしたことは無い。寄り道は楽しいからな。

 って。おいおい。神様? 俺の話を無視して別の道に寄り道しようとしないでおくれよ。代わりに俺が沢山寄り道してあげるからよ。な。

 じゃあ、具体的にどんな寄り道をするのかって? そうだな……。

 ここは一個俺の話をするか。

 異世界転生してた人たちは大体現世? 前世? まぁどっちでもいい。いや、俺はもう木に転生してるから、前世か。

 とりあえず、俺の前世の話でも寄り道するか。

 いいか? 神様? 俺は寄り道をする。その間にどうか。俺に話し相手をくだせぇ。待ってるからな。神様は他の仕事に寄り道しないでおくれよ。

 まぁ神様は神様で色々忙しくて寄り道どころか転生させた俺の事も忘れてるかも知れないが……。

 では、時は結構けこ結構遡りまして。あ、鶏じゃないぞ。あれ? 朝に鳴く鳥って鶏だよな? 今、朝だし。昼かも知れない。やばい。時間間隔……。

 まぁそんなことは置いといて。俺が木でなく、人間だった前世の話をしましょうか。それはもう死ぬ前前々から。なんたって暇なんでね。寄り道は沢山しようじゃないか。

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