入学式
少し人物紹介
アルフィ・ヴァリエール
天学の教員で相当の実力者。教員の中でも不気味な雰囲気のを纏っているが、気さくでノリのいい一面がある。熱がとてつもなくきらいで、暑いところでは、機嫌と技術がわかりやすく下がる。ちなみに塾長のワイン友達。
とんでもない人にあったが、私は無事何事もなく天学行きのバスに乗ることができた。
それにしてもまた緊張してきた。入学式ということは、もちろんAクラスの人たちが全員来るということ。
天学のAクラスの人たちはこの国の中でも、トップレベルで優秀な人たちのみで構成されている。
まず天学は各クラスの生徒の試験やテストでの成績が必須値決められる。それが下がるとランクが落ち、上がると上のランクに上がるチャンスが与えられる。
そして私の目標はAクラスに上がること、まあ、まだCクラスだけど…
Aクラスの人たちは私の目標であり、敵だ!だからどんな人がいるのちゃんと見ないと!
バスが目的地についた。緊張する気持ちを抑え、ついにバスの足場を降りた。
まず周りを見渡す。すごく大きい!
クソみたいな感想だが、これは本当にそうで、体験できた時よりはるかに大きく綺麗に感じた。
入学生のうるさい話し声も、校舎の要素の一つに感じられるほど、その美しい校舎に見惚れていた。
私が学校内へと歩いている最中、周囲の喧騒が少し静かになった。
高そうな飛行用車が上から降りてきた。
そして、そこに降り立ったのは
天中 雪
Aクラスの中でも有名な天才。
「ねえ、あのひと天中家の長女の方じゃない」
「確かに!Aクラスのタグついてるよね!」
「あの人めっちゃ強くて、教師と喧嘩して倒しちゃたらしいよね」
「うん聞いたことある!それに自分より弱い人には敬語を使わないとか!前の学校じゃ教師に敬語使ってなかったらしいね」
いろんな話し声が聞こえる。Aランクになったら、こんな注目されるんだ。私もいつか…
と思ったが彼女の出すオーラがすごくて、とてもじゃないが言い切ることはできなかった。
と、彼女を見ていると、その横に誰かいるようだ。
誰だろう?
風貌的に召使とか使用人とかでもなさそうだ。
…………ってあれ!!!
じゅ、塾長!?!?
理解不能理解不能なんで?!なんでなんで
まさかの数時間前にあった。アルティメット塾の塾長とか名乗っているわけわからん人が、雪さんの隣にいるのだ。
いやいやいや
…いやいやいやいや
考えるのはやめよう。
別の生徒に注目してみることにして、別の場所を向いた瞬間。
視線が半ば強制的にある男性に惹きつけられた。
剣聖の子
創凛 晶
この学校の生徒で、最も期待されていると言われている生徒、私はその場に立ち止まった。学生の話し声も、今は耳に入ってこない。
入学時の成績は学内一位で、この学校でおそらく最も実力がある。
私は彼を初めて見たわけじゃない。彼は、私がAランクを目指す理由、彼に救われなかったら私はここにきていない。
不思議と緊張感はなかった。彼の優しい一面を知っているからだろうか。
彼の姿を見て、自分に喝がはあったような気持ちになった。
振り返り私は再び学校内へと向かった。
「以上、これで私の話を終わります。」
校長先生のながぁいあいさつが終わった。どうやら校長先生の長話は、どこの学校でも同じらしい。
「そして次に、次の試験についての話をします。
アルフィ ヴァリエールさんよろしくお願いします。」
どこか不気味な雰囲気のある先生が台に上がり、マイクを持った。
「どうもこんにちは、ヴァリエールだ。早速だが、今回の試験について解説する。」
少し不気味な雰囲気のままタメ口で解説を続けた。
この学校は寮生活だが、わたしは都会の道を歩いていた。そして、
その塾に入っていった。
「お邪魔します」
すると、ほんの少しだけ頭をよぎった。とんでもないことが起こった。
「こんにちは」
雪さんが、いた。しかも挨拶してくれている?!
「ここここんにちは」
雪さんこの塾に通ってるんだ!
私の中で、この塾の信頼性がめちゃめちゃ上がった
私は教室の扉を開いた。
「おぉーいらっしゃい。きてくれてありがとう」
塾長は初対面とまったく変わりない雰囲気だった。そして塾の名簿には、天中雪の名前が、
通ってるんだ!
「んじゃ早速始めるか」
?私がキョトンとしていると
「試験対策をだ、もしかして塾初めてか?」
「はい頑張ります」
どんなことをするんだろう…
「さて、じゃあ試験の内容を聞かせてもらおうか」
?
いやさっき雪さんが塾に通っていた。流石に内容を知らないことはないんだろう。ないはずだよね?
「もしかして知らなかったりする?」
「そんなことないですよ!」
わたしは少しの不安を胸に説明を始めた。
これからも頑張ります