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夜澄みの蒼月、闇堕ち少女の夢革命  作者: 民折功利
幕間劇場

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254/296

???-絵空事ラプソディ

本編には関係ないです

オマケです


404:名無しの■■■■

あ゛ーっ!?

やめろやめろやめろーっ!?


405:名無しの■■■■

なにやってんの!?なにやってんの!?


406:名無しの■■■■

やっぱおかしいって!

あの人たちおかしいって!!


407:名無しの■■■■

意味わかんない!!


408:名無しの■■■■

もうやだー!!


409:名無しの■■■■

 >>404 ~ 408

阿鼻叫喚すぎてウケる

なにがあったの


410:名無しの■■■■

ここ【報告板】なんですよね

別に【絶叫板】じゃないんですよね


あっ、説明はいらないです


411:名無しの■■■■

巻き込まないでもろて


412:名無しの■■■■

怖いから帰るね


413:名無しの404

 >>410

 >>411

 >>412

ふざけるな逃がさねェぞ


414:名無しの■■■■

お前らも氏ね


415:名無しの■■■■

そして恐怖しろ


416:名無しの■■■■

私たちの痛みを知れ


417:名無しの■■■■


418:名無しの■■■■

闇堕ちしてるの多くない?


419:名無しの■■■■

仕方ないなぁ

なにがあったのか、お姉さんに言ってご覧?

ほぉら


420:名無しの■■■■

おぎゃー!


421:名無しの■■■■

バブバブ!


422:名無しの■■■■

唐突にバブみを感じて狂ってやがる…


423:名無しの■■■■

シッ!見ちゃダメよ


424:名無しの■■■■

お母さんは恋しいからね。仕方ないね。


……ママーっ!どこにいるのー!!?なんで出てきてくれないのー!!


425:名無しの■■■■

これは茶化せない


426:名無しの■■■■

わかる

わかる…


427:名無しの■■■■

ちょっと娘を置いてくのやめてほしい


428:名無しの■■■■

成仏にはまだ早いんじゃないですの?


429:名無しの■■■■

ねぇ


そろそろ報告していい?


430:名無しの■■■■

 >>429

ダメです


431:名無しの■■■■

 >>429

今しんみりしてるんだよね

邪魔しないでくれる?


432:名無しの■■■■

 >>429

人の心ないんか?


433:名無しの■■■■

これでもかと罵ってて草


434:名無しの■■■■

気持ちはわかるけどね?


435:名無しの■■■■

ホント、空気読んで欲しいよね〜


436:名無しの■■■■

 >>435

古傷抉らないで


437:名無しの■■■■

 >>436

ごめんね


438:名無しの■■■■

 >>437

いいよ


439:名無しの■■■■

個チャでやれ


440:名無しの■■■■

で?


441:名無しの■■■■

なんなのよ


442:名無しの■■■■

どーせいつものでしょ?


443:名無しの■■■■

語る必要、ある?


444:名無しの■■■■

あるっ!!!


あのねあのね、あの「大魔境日本」って海外勢に言われる原因になった5人が閻魔大王に喧嘩売ってるの!!なんか氷漬けにして脅してたり!糸でぐるぐる巻きの雁字搦めで虐めたり!概念的に斬れない筈の首斬ろうとしたり!雷を降らせまくって要所壊滅しようとしたり!存在塗り替えでノミに変えようとしてたりとか!!

すっっっごいヤバいことしてるのっ!!

ロリ閻魔様泣いちゃってるの!!

あの人たち存在規格諸々が強すぎて、絶対ルール持ってる閻魔様でも対処できない厄災になってるのっ!!閻魔様がギャン泣きして仕事放棄しちゃってるの!自主見回りして徳積んでた私とかが代行する羽目になってるの!!

ねぇどうしよう!?

助けて!?


445:名無しの■■■■

だと思った


446:名無しの■■■■

知 っ て た


447:名無しの■■■■

閻魔様可哀想…

あの子実年齢地球歳なのに、生まれて数年のバカガキ共にいいように弄ばれてるの本当可哀想

威厳がない


448:名無しの■■■■

無法すぎて草


あっ、助けるのは無理です

私は脱走した天国のうさたんをカゴに閉じ込めてニヤニヤするのに忙しいので


449:名無しの■■■■

どうしようもないです


 >>448

うさたんを解放しろ


450:名無しの■■■■

滅茶苦茶だよもう


 >>448

うさたんを虐めるな


451:名無しの■■■■

魔法少女が無法なのは当たり前でしょ


 >>448

うさたんを共有しろ


452:名無しの■■■■

あの正義厨女がハサミギロチン仕掛けてる時点でもう秩序ないなったよね


453:名無しの■■■■

一時期荒れてたよねぇ

責任待ってぶち殺しますとかさぁ

怖いんですが?


454:名無しの■■■■

あの人たちだけ特別すぎない?


455:名無しの■■■■

夢☆覚醒したらあーなるんだよ多分


456:名無しの■■■■

なんで秩序側が混沌をまねいてるんですか???


457:名無しの■■■■

わかりません


458:名無しの■■■■

死後の世界が鬼畜すぎる


459:名無しの■■■■

安寧をください


460:名無しの■■■■

なんであの人たち暴れてんのさ


461:名無しの■■■■

説明しましょう!!


462:名無しの■■■■

 >>461

クルルちゃんさん!?天才!鬼才!一体どういうことなんですか!?


463:名無しの■■■■

ん〜っ!

わかりません!!


464:名無しの■■■■

帰れ無能
























────…


───…


──…


─…


























 何処までも続く穏やかな草丘。

 穢れのない美しさを誇る蒼穹。

 心地の良い音を奏でる小さな小川───それらの美しい光景を一望できる丘の上に広がる、花畑。

 幻想的で神秘的なその空間は、この世のモノとは思えぬ美しさで満ちていた。


 果てなき蒼穹を彩る美しい色彩の一つ、空の象徴である雲海を下から眺めながら。

 花畑に居座る二つの異形が、感嘆とした吐息を漏らす。


「いったわね」

「いったなぁ」


 つい数分前まで共に行動していた同胞が、導かれるままこの地を離れて。

 残された二人は、美しい景色に舌鼓を打ちながら笑う。


「オマエはいいのか?」

「イヤよ、面倒だし。意識があるまでの間、ここで静かに時が過ぎ去るのを待つわ」

「そうかい」


 現体制で受け入れられるては到底思えない。そう適当に吐き捨てて、異形の片割れはティーカップを啜り、容器に注がれていた紅茶を堪能する。

 鼻腔をくすぐる匂いに鼻をヒクヒクと動かす。

 喉を通った仄かに熱い液体は、彼女の胃に溜まることはないが……飲んだという実感が身体を温める。その錯覚を真横から眺めた男は、つまらなさそうに鼻を鳴らした。

 わざわざ問い掛ける必要のないほと、見慣れた光景。

 女のルーティンに付き合わされた男は、よっこらせ、と声を漏らして立ち上がる。


「何処に?」

「何処へでも。時間は無限にあるのだ。ここも広い。未だ果ての見えないこの世界。散策しない以外に暇は潰せないだろう」


 襟を正した男は、“魂の休憩場”である花園から去る。


 何処までも続くこの世界を、許される限り、ほんの少しだけでも堪能する。破壊も、略奪も、酷いことは何一つ、過去のような非道は何一つとしてやらないけれど。

 怖がられてもいい。

 恐れられてもいい。

 恨まれるのは得意芸。泣かれるのも嫌われるのも、最早当然至極の当たり前。


 それでも彼は歩みを止めない。


 己の罪と向き合った。狂い果てた先、魔法少女によって浄化された身分。その性質上、彼は徹底的に嬲られ、もう顔も上げられないぐらいに殴られたが。

 そのことに関して、彼は感謝しかしていない。

 無論、思うところはあるし、定期的に殴りかかってくる連中には唾を吐きたい気持ちだが。

 悪いのは10:0で自分なので。

 いつものように、あの時のように、殴られ役となるのもまだ吝かではなかった。それはそれでムカつくし、ちょい殴りすぎだろとは思わなくもないが。

 もう諦めた。そも、生前の時点で三桁以上殺されている故に。


「そう。なら、アタシもついて行くわ」


 謝罪巡りをするつもりはない。ただ、時間が許す限り、この異境を彷徨うだけ。

 当分あの紳士は還ってこない。

 ならば、それまで。

 悪夢に汚染されて穢れきった心を癒すには、この空間を巡るのが最適だろうと一人旅を始めようとしたその男に、女は笑う。


「なんだ、留まるんじゃなかったのか?」

「ハンっ!それは現世に行くか云々の話でしょ。それに、こんな空間にアタシを一人にする気?冗談じゃないわよ!旅は道連れ世の情けよ!!」

「……想像通り寂しがり屋だよなァ、オマエ」

「溶かすわよ」

「邪水やめろ」


 緑色のドレスについた草を叩き落として、日傘を差して男の隣に立つ。その姿は、決して見目麗しい女などでは、決してないが……

 異形の己には適当な女だろうと鼻で笑った。

 勿論気付いた彼女に足を蹴られ、口の中に全てを溶かす聖水を注がれたが。


「死ぬかと思ったぞ」

「死になさいよバカ」


 乱れた襟を正して、着慣れた貴族服を綺麗にした男は、さも先程の修羅場などなかったかのように笑い、ゆるりとその足を進める。


「ルートを決めるぞ。ガキ共に集られちゃあ話にならん。この前素寒貧になるまで払わされたからな」

「遊ばれてるじゃない」

「遊んでやってるんだ!このオレが!アイツら遠慮なんて知らんだのほざいて、オレの六文銭全部掻っ攫って屋台に還元しやがったんだぞッ!?」

「それ誰よ」

「辻斬り女」

「あいつそんなゴミみたいなことする魔法少女だっけ…?いや、物乞いのフリして辻斬り仕掛けるクソやば女に常識なんか通用しないわね」

「聴こえてるでござるよー」

「帰れ!!」


 空になった財布を開いて見せびらかして、彼岸町名物の屋台通りから外れた道を歩く。その途中すれ違った、現在進行形で閻魔たちに喧嘩を仕掛けているやべーやつらから目を逸らして。

 二つの異形は、この世ならぬ世界を漫遊する。

 輪廻に乗るまでの、浄化される間。厄介な女集団共から逃げながら。


「そういえばアンタ、キャラ付けぐらい守りなさいよね。ゲコゲコ鳴きなさいよ」

「カエルだってな、偶にはカエルじゃなくなりたい気分になるんだよ。そんなこともわかんねぇテメェは昔みたいにチューチュー鳴いてろよネズミババア」

「同い歳でしょうがッ!!あと、妖精時代の記憶ないからわかんないわその話」

「へーそうか。なら、オレが昔食ったチーズケーキの件は時効になったってわけだ」

「あれアンタの仕業だったのねぶっ殺すわ!!」

「前言撤回が速ぇんだよテメッ、ちょっ、おい待てそこは大事な急sゲコーッ!!?」

「ふんっ!」

 

 汚いカエルの悲鳴が、あの世の果てまで響き渡った。


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― 新着の感想 ―
やっぱ13魔法の奴らってつえー
わあ、死後世界部だね! こんなに活気に満ちて騒いでいるみんな、これは二年前の末日のような修羅場の参加者の喧騒なのか。 えっ、そういえば、本編には関係ないですけど、ラビスに復活される前の青虫とクイーンズ…
「リデル」以外のもう一人の年上の幼女も迫害される運命から逃れられない 死んだ後、大騒ぎした「希望の13魔法」に直面しなければならない。「閻魔」でさえ泣きながら諦めた絶望 海外の他の人から「大魔境」…
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